匠の技を猫に惜しみなく使った「ネコ家具」が新作4点を公開!お披露目会も開催されるニャ
熟練の家具職人たちがネコのために本気で作る快適インテリア「ネコ家具」から、新たに4つの製品が公開されました。
ネコ家具とは、家具の生産出荷額が日本一として有名な福岡県大川市の家具職人たちが制作する猫のためのハイクオリティ家具で、2017年10月から街おこしの一環として始まったプロジェクト。
猫用のサイズで作られているにもかかわらず人間用の家具と見間違うほどの精巧な出来栄えとあって、さまざまなメディアに取り上げられ、国内のみならず海外からも問い合わせが寄せられるなど大きな注目を集めています。
これまで同市にある7つの工房が個性豊かなネコ家具を1点ずつ発表していましたが、今回は新たに4つの工房が参加。匠の技を惜しみなく注ぎ込んだ猫サイズの家具が公開されています。
酒見椅子店
職人製作にこだわりのデザイン力の発信を積極的に行っている「酒見椅子店」が制作。
硬質なフォルムに柔らかなクッションブロックが特徴的な猫用ソファで、クッションブロックが小さく、人間サイズとは違う細やかな工程で作られています。
桐里工房
8名いる大川の匠(大川市認定の卓越した技能を有する家具職人)のうちの一人が代表を務める「桐里工房」の作品。
総桐(そうぎり)の床板にサーモウールと組み合わせた猫用ベッドで、家具全体の曲面がなめらかにつながるデザインになっているため、全面どこから見ても綺麗に見えるように曲がり具合が調整されています。
貞苅産業
畳ベットの製造メーカーである「貞苅産業」が制作した天然杢(ウォールナット)の猫用ソファ。
座る部分が和紙でコーティングして耐久性を高めた畳で出来ているのが特徴で、人間サイズの製品と同様に分解することができます。
境木工
創業明治40年の「境木工」からは、珍しい「からくり箪笥」の猫バージョンが公開。
人間サイズでさえ精巧な技術を要する家具で、本体と引き出しをぴったり合わせるために時間をかけ細やかな調整が施されています。
これらの実物を見てみたいという人のために、今回の新作4点と過去の7作品をまとめて展示する「ネコ家具LAB!」が福岡と東京で開催。
新旧のネコ家具11点を間近で見ることができる展覧会で、そのうち5点(新作1点/旧作4点)は家具を分解してパーツも展示。新作「からくり箪笥」の引き出しの「からくり」も公開されるほか、工芸の技や作品に込めたこだわり、制作秘話などを家具職人から直接聞ける機会も設けられる予定となっています。
<福岡会場>
日程:2019年10月12日(土)~14日(月・祝)
時間:9:00〜18:00
会場:第70回大川木工まつり会場内 大川産業会館2階
住所:福岡県大川市 大字酒見221-3
<東京会場>
日程:2019年11月23日(土・祝)~24日(日)
時間:9:30〜19:00(土)
:9:30〜18:00(日)
会場:代官山T-SITE GARDEN GALLERY
住所:東京都渋谷区猿楽町16-15
<参考>
・大川の家具職人が本気で作った猫用のハイクオリティ家具「ネコ家具」
・家具職人の本気作「ネコ家具」が新作5点を公開!見本市も開催されるニャ
画像提供:Okawa city