猫のしっぽを鍋に掛けるだけ!粘度の高い液体も出し切れる「夢見る黒猫カップ」

鍋のふちに掛けて粘度の高い液体調味料を出し切ることができる「夢見る黒猫カップ」が5月21日から、クラウドファンディングサイトのMakuakeで支援者を募集しています。

粘度の高い液体調味料を出し切ることができる計量カップ「夢見る黒猫カップ」製品イメージ
夢見る黒猫カップ

猫がデザインされた調理グッズは貝印のNyammy(ニャミー)シリーズをはじめ、世の中にたくさん溢れていますが、この計量カップがユニークなのは側面に描かれた黒猫ちゃんではなく、取っ手の形状。

黒猫のイラストと同じようにくるんと上に向かって伸びていて、よく見るとギザギザの段差が設けられており、ここを利用して鍋や容器の縁に逆さまに引っ掛けることができるようになっています。

計量カップ「夢見る黒猫カップ」を鍋に掛けるイメージ
逆さまの状態をキープ

引っ掛けた計量カップの中身は重力の作用で自然に容器へと落ちていくため、粘り気のあるサラダ油やソースなど、普通の計量カップを傾けるだけでは流し込めない液体調味料を簡単に移すことが可能。調味料が落ち切るまでカップを手で持ち続けたり、スプーンなどでかき出したりする必要がありません。

また、カップの断面は雨水が滑り落ちる葉っぱをイメージして、木の葉の形をしているのも特徴。

注ぎ口が木の葉型の形状をした計量カップ「夢見る黒猫カップ」
木の葉をイメージ

液状調味料が流れやすい形状となっています。


 

この計量カップを開発したのは、東京都千代田区の神田小川町にある喫茶店「ジャズ オリンパス!」。

ジャズ オリンパスさんの投稿 2018年5月31日木曜日

店内ではアナログレコードとこだわりのスピーカーでジャズを流しながら、昼は喫茶店、夜はバーとして営業しているジャズ喫茶ですが、カレー激戦区の神保町にも近く、知る人ぞ知る赤いチキンカレーで有名なお店でもあります。

 
 
 
 
 
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そして「夢見る黒猫カップ」が生まれたのは、実はこの名物カレーがきっかけ。

同店でカレーを調理する際には必ずサラダ油を計量カップで量って鍋に移す工程があり、粘り気のある油がカップからすべて落ち切るのを待っている必要があったものの、その途中に電話がかかってきたりすると、せっかく注ぎ口まで下がってきた油がまたカップの底に戻ってしまい、結局同じ作業をやり直す・・ということが度々あったのだとか。

しかし、鍋掛けタイプの計量カップを独自に開発してからは、放置しておくだけで自然に油が鍋の中に落ちるようになったため、材料の無駄を抑えることにも繋がり、計量カップの洗浄も楽になったという効果を実感。

調理の作業を能率化することができたことから、同じような悩みを持つほかの人にも体験して欲しいとの想いから特許を取得し、2017年には「鍋掛け計量カップ」として商品化まで実現しています。

ジャズオリンパスが開発した鍋掛け計量カップ
鍋掛け計量カップ

今回支援者を募集している「夢見る黒猫カップ」はその最新バージョンで、機能性とかわいらしさを兼ね備えたアイテムとして新たに開発されたもの。

クラウドファンディングでのリターンは1個1,300円/3個3,300円/5個4,500円の3タイプあり、実施期間は2019年7月30日までとなっています。

参考:貝印の猫型キッチンアイテムNyammy(ニャミー)、第2弾が登場するニャ

(C) JAZZ OLYMPUS!

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