国芳の猫もいるニャ!鳥獣戯画などの名作を彫刻したハンコ「戯画図鑑」
日本の歴史を旅する判子シリーズ「ニッポン匠(TAKUMI)紀行」から、歌川国芳が描いたネコや鳥獣戯画などの名作を彫刻したハンコ「戯画図鑑」が登場しました。
ニッポン匠(TAKUMI)紀行とは、日本の伝統的なモチーフを刻んだハンコでありながら、日常生活の中でその魅力に触れてもらうことを目的に開発された製品シリーズで、世界でも注目されている仏像や浮世絵などをハンコで表現。
これまでに「仏像ずかん」「浮世絵ずかん」「妖怪ずかん」、ニッポン匠紀行外伝の「三国志図鑑」シリーズなどが製品化されてきました。
今回のテーマは「戯画」。
戯画とは、滑稽化・風刺化して描かれた絵のこと。専門の画家により大衆娯楽として描かれたのは12世紀〜13世紀の「鳥獣人物戯画」が最初であるとされており、その作品群は現代の漫画や擬人化のルーツとも言われています。
戯画図鑑のハンコではそんな鳥獣人物戯画をはじめ、日本を代表する浮世絵師として知られる歌川国芳や葛飾北斎、河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)らの作品を精巧に描いたイラストに、好きな名前を彫刻して作ることができるハンコです。
ハンコのイラストは全部で24種類あり、鳥獣人物戯画の他にも、ゴッホやモネに影響を与えたとされる葛飾北斎のスケッチ画集「北斎漫画」、ネコを抱えて作品を描いていたと言われるほどネコ好きな浮世絵師・歌川国芳による「金魚づくし」「荷宝蔵壁のむだ書」など、一度は見たことがあるような名作ばかり。
歌川国芳
鳥獣人物戯画×7
河鍋暁斎
葛飾北斎
歌川貞秀
耳鳥斎
直径15ミリの印面に彫刻されている精巧なイラストはすべて専属デザイナーによる手書きとなっているほか、ハンコの書体は、甲州手彫り印章の伝統工芸士で日本に数人しかいないと言われる一等印刻師・遅澤流水氏による手書き文字を採用。
美しい戯画のイラストに風合いのある手書き文字が調和した味わいのある印影となっています。
ハンコ本体の素材は3種類の中から選ぶことが可能。
いずれもヤマト運輸、日本郵便、佐川急便で荷物の受領印として使用できるほか、木彫りタイプと黒水牛タイプは、スルガ銀行・八十二銀行を除くほとんどの金融機関で銀行印としても登録することができます。
(C) HANKOS inc.