天井から逆さまに覗いてくる猫ちゃんが怖すぎィィイ!SNSで大反響なこの写真、裏側がどうなっているのか?飼い主さんに聞いてみた

猫は野生時代の名残から身を隠す習性があり、いろいろな場所からひょっこりと顔を出す動物。ふと気づくと、ソファやカーテンなどの物陰からこっちを見つめていた…というのは、室内飼いの猫によくあること。

しかし、世の中には思いもよらない場所から顔を出してくる猫も存在します。グレー白のハチワレ猫「コマちゃん」はなんと、天井あたりから逆さまに覗いてくる猫ちゃん。

天井から逆さまに覗いてくる猫
何処にいるか分かるかニャ?

吊るされているのか、空中に浮いているのか、どうやって猫がそこに存在しているのかは分かりませんが、通常であれば猫がいるはずのない場所に、しかも顔が逆さまの状態になってじーっと見つめている姿はとってもホラーな光景。

自宅にいて振り返った時にこんな光景が広がっていたら、思わずビックリして大声をあげてしまうことでしょう。

天井の方から逆さまに見つめてくる猫
暗闇だったら恐怖度MAX

この衝撃的な写真は「本当に怖いよ」という飼い主さんのコメントと共にSNSのX(旧Twitter)へ投稿されると、6,000件を超えるリポストと27,000件の”いいね”を獲得。写真を見たユーザーからは「可愛すぎる」「心臓に悪い」「何処から登ったの?」「どうやって降りるの?」など、驚きや疑問を感じたメッセージがたくさん寄せられ大きな反響を呼んでいます。

Cat Press編集部が取材を申し込んだところ、快く応じてくれた飼い主さん。

写真を見てまず気になるのは、猫ちゃんがどうやって逆さまの状態のまま、落下せずその場に居続けているのかというところ。その点について聞いてみると、猫ちゃんの体が隠れている部分は長押(部屋の壁に取り付けられている木板)になっていて、そこが幅広になっていることから、平均台のように歩いたり座ったりすることが可能なスポット。

つまり、狭いながらも足場があって、そこに座ったまま覗き込んでいる状態なのだとか。

和室の長押部分に乗る猫
ここから下を覗き込んでいるらしい…

足場があるとは言っても広いスペースがある訳ではなく、また、顔を出すにはある程度体を乗り出して、下の方を覗き込む必要があります。恐怖心を感じない強いハートと、高いバランス力が求められるタフなシチュエーションであることに変わりはありません。

この光景を見た飼い主さん。さぞかしビックリしたのかと思いきや、コマちゃんはこのお家にやってきから直ぐに長押に登り始め、今では週に2〜3回は登っていることから想定内の行動だったようです。

「この部分には良く登っているので、投稿した時は正直「また登ってるな」という感想でした(笑)」
(飼い主さん)

それにしても、猫ちゃんがいる場所は、照明と同じくらい高さがあるように見えます。一体どうやってそこまで登ることができたのでしょうか。

その点については「下にソファーがあって、そこからジャンプして登り、降りる時もソファーに向かってジャンプしています。」とのこと。実際にお部屋の写真を見せてもらったところ、ソファーから長押の部分までは足場がなく、一気にジャンプして登り切っているため、猫ちゃんが高い身体能力を有していることがうかがえます。

ソファーの上からジャンプしようとする猫
ソファーの上から

ソファーの上からジャンプした猫
思いっきりジャンプ

ジャンプして長押部分まで飛び乗る猫
ここまでひとっ飛び

和室の長押部分を歩く猫
後は歩いていくだけニャ

何とも変わった場所から見つめてくるコマちゃんは現在3歳。人見知りかつ臆病な性格で、神経質なところがあるけれど、家族や慣れた人には甘えたり添い寝をしたりする可愛らしい一面も。飼い主さんのお家にやってきたのは、ご主人の同僚が里親募集をしていて知り合ったのがきっかけなのだそう。

グレー白猫のコマちゃん
コマちゃん

その2年後には、別の譲渡会で出会ったポルちゃんという猫も家族の仲間入り。2匹は大の仲良しという関係性では無いものの、ほとんど喧嘩をすることなく、お互いのパーソナルスペースをきっちり守った距離感で過ごしていると言います。

そんな飼い主さんに猫と暮らして良かったことについて聞いてみると、「とにかく可愛さで元気が出る、家に帰る楽しみが増えたことですね。猫を飼うまでは、猫は気まぐれであまり懐かないイメージだったのですが、真逆だったことを知ってそこが魅力ですね。」と、2匹の猫ちゃんへの愛情たっぷりに語ってくれました。

取材協力:隣人(@yo2_seikatsu)さん

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