在宅のまま獣医療サービスを受けられる「わんにゃん保健室」がオープン

在宅のまま獣医療を受けられるサービス「わんにゃん保健室」が2018年7月1日にオープンしました。

往診専門獣医療サービス『わんにゃん保健室』

これは株式会社B-skyが東京23区を中心に展開する往診専門の獣医療サービスで、高齢であったり事情によって動物病院への通院が困難である飼い主さんにとって、家にいながらペットに獣医療を受けさせることができるサービスです。

株式会社B-sky

同サービスは往診ながら、各種予防医療や検査、治療などを一貫して受けられるのが特徴で、同社によると、特に高齢期や病末期の犬猫にとっては、家にいながら抱えている苦痛を軽減する緩和処置を受けられるため、通院によるストレスを無くし、暮らし慣れた生活環境の中で安心しながら診察を受けることが可能。

その一方で、飼い主さんにとっては日常生活の中で診察に臨めるため、通院時には相談しづらかったことを獣医師に気兼ねなく相談することができるほか、獣医師にとってもペットの生活環境を実際に見て把握することができるため、ペットと飼い主さんにとって最良の診療プランを提示できるメリットがあるとしています。

往診専門獣医療サービス「わんにゃん保健室」の診察イメージ診察イメージ

往診サービスを受けるには電話やメールによって前日までに予約を行い、当日は基本的に獣医師が1人で診療に訪れますが、内容によっては獣医療スタッフも同行。愛猫&愛犬の性格上、人見知りで隠れてしまう状況が想定される場合は、事前に担当獣医師と診察環境に関して相談できるようになっています。

基本料金は5,000円〜で地域ごとに変動。夜間や深夜、当日予約の場合は追加料金が加算されるほか、初診の場合は2,000円、再診の場合は別途1,000円が必要。各種ペット保険に対応しているため、保険に加入している場合は自己負担額を軽減することができ、おおまかな費用を事前に聞くこともできます。


一般的にペットが病気やケガをした場合は動物病院に通院するケースが多いですが、往診による獣医療サービスの登場により飼い主さんの選択肢が増え、状況に応じて獣医療を選択できるようになることから、結果的にペットが健康で快適に生活するための環境づくりに役立つものと考えられます。

なお、同サービスでは今後、飼い主さんと動物取扱施設への会員システムの導入をはじめ、高齢期に特化した獣医療としてペットの介護施設との提携および緩和ケアの実施、また獣医療の届かない地域に対して獣医療を届けられるネットワークの構築を図っていくとしており、東京23区以外にもサービス提供範囲が広がっていくことが期待されます。

※サービス内容や料金等は本記事執筆時点の情報になります。
(C) B-Sky Inc. /prtimes.jp

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