飼い主さんのパソコン使用は禁止ですニャ〜在宅テレワークで猫に仕事を邪魔される事案が続出
新型コロナウイルスの影響を受けて、企業による在宅勤務やテレワーク(リモートワーク)導入の動きが広がりを見せていますが、家で仕事をしていると忍び寄ってくる動物と言えば…そう、「猫」です。
仕事で忙しい飼い主さんを少しでも癒やしてあげようと、横で優しく見守っていてくれるなら可愛いものですが、膝の上にどっしりと座ったり、人間とパソコンの中間に陣取ったり、挙句の果てにはキーボードの上で寝っ転がったりと、仕事の妨害行為に出てしまう猫も少なくありません。
特に今の時期、熱を発する人間やパソコンは、暖を取るのにもってこいの場所。
猫にとって活用しない手はありませんよね。
一方、普段オフィスで仕事をしている人が在宅テレワークへと移行するには、チャットやビデオ会議など、さまざまなビジネスツールを駆使しながら、円滑に作業することが求められます。それに加えて、お家で猫を飼っている場合に必要となるのが、猫の妨害行為をいなしながら仕事を進めていくスキル。
とは言っても、飼い主さんの事情など一切関係なく、我が物顔で自由に気ままに振る舞うのが猫という生き物。
もともと自宅作業に慣れている人ならいざ知らず、今回の事態を受けてテレワークを始めた人にとっては、思わぬ難題に直面したという人も少なくないようです。
Twitterでは、そんな猫の妨害行為に困りつつも温かく見守る飼い主さんのツイートが散見され、微笑ましいと話題になっています。
うちの子はマウスのいく手を阻みます。。。(@_@;) pic.twitter.com/9iMoYM6bCR
— にゃんこ専業トレーダー (@AO_SORA_OA) March 4, 2020
キーボードを占拠する猫、マウスの動かす先を阻む猫、腕を枕にして眠ることで手を動かせないようにする猫、閉じたパソコンの上に乗って作業を開始させないようにする猫など、在宅勤務の現場では少なからず支障が出ている模様。
その一方で、こうした事態に対して「パソコンの横に手頃なサイズの箱を用意しておくと、そちらに入ってくれるよ」といった解決策も飛び出すなど、猫飼い同士による知の共有が行われ、思わぬ交流をもたらしている側面もあるようです。
また、中にはテレビ会議の最中だけ席を外して、終わると寄ってくるという、逆パターンの行動をとる猫ちゃんも。
猫様の下僕である私めの在宅勤務がスムースに行くわけない!
— Kazuhiko Fuchioka (@FUCCI9) February 28, 2020
でもテレカン時には知らない人の声がわちゃわちゃするからか寄ってこないのでそこはよかった。で、会議終わったいまはこんな感じな訳ですよ。。。 pic.twitter.com/jOsA9xTrny
在宅テレワークの広がりはまだ始まったばかりですが、今後、実施期間が長くなったり取り組む企業が増えることで、猫との働き方についても改革が期待できるかもしれませんね。
今回のようなテレワーク時に起こる現象は、猫に邪魔されてパソコンが使用できなくなることから、コンピュータウィルスの一種であるランサムウェアになぞらえて「ニャンサムウェア」と呼ばれることが一般的。
その他にも「コロニャウイルス」「ゴロにゃウイルス」「ネコワーク」「ネコートワーク」「テレニャーク」など、ユーモアのある名称が続々と登場していますので、猫の話題でほっと一息つきたい時はキーワードやハッシュタグなどをチェックしてみては。
<参考>
・世界中のノートPCの半分は猫に占拠されている!?イギリスの首相官邸ネコが情報提供を呼びかけ
・犬猫への感染や予防対策は?新型コロナウイルスのペット向けQ&Aを公開(随時更新)