トイレに行って1分後に戻ると…席をネコに奪われてしまう事案が発生→民泊の看板猫ちゃんだった
猫は普段からのんびりしていて隙だらけに見えるけれど、実は抜け目のないところもある動物。なんにも興味がなそうなフリをしているのに、油断するといつの間にかしれっと行動に移していることがあります。
富山県の海辺の町で民泊を営んでいる「なつめ(@sauntm)」さんは先日、クッションソファに座って仕事をしている最中、トイレへ行くため一旦席を外すことに。そして、1分後に戻ってくると…なんと猫ちゃんに席を取られていたのだと言います。
ついさっきまでは縁側で日向ぼっこをしていたはずの猫ちゃん。
通常、日向ぼっこをしている時の猫はとても気持ち良さそうで、人間が触っても起きないほどその場から動かないイメージですが、飼い主さんがいなくなった途端に移動して席を占領するとは中々の曲者。
バレずに行動できる時間はわずか60秒ほどしか無かったにもかかわらず、ソファでのんびりとくつろいでいる姿からは、急いで席を奪い取ったような素振りは微塵も見られません。
それどころか、「私はずっと前からここに座っていますよ」とでも言わんばかりの表情をしていて、猫のしたたかさをしみじみと感じさせるワンシーンです。
トイレに行ってる1分の間で席取られた。 pic.twitter.com/DsznOwCv88
— なつめ (@sauntm) April 10, 2024
SNSのXでは1.5万件を超える”いいね”が寄せられるなど、大きな反響があったこの写真。
実は猫ちゃんがちょっとした隙にクッションソファを横取りするのは、よくあることなのだそうで、この日も「あ、また座ってるな」と感じたという飼い主さん。人間にとって座り心地の良い場所は、やはり猫にとっても快適なのでしょうか。
しかし、仕事の真っ最中だった飼い主さんは、おいそれとその場を退くわけにいきません。猫の隣に無理やり座り込んで作業を再開することに。
一方、プレッシャーを掛けられる形となった猫ちゃんですが、その行為に臆することなく同じ場所で眠っていたのだそうで、なかなかの大物ぶりを感じさせる対応。それでもしばらく経つとコタツの下へ移動していたそうで、本当はひとりでクッションソファを独占したかったのかもしれませんね。
わずか1分間の間に席を占領していた猫の名前は「ねね」ちゃん(7歳♀)。里親サイトから譲り受ける形で飼い主さんの元へやってきた猫ちゃんで、人見知りなところもあるけれど、普段は富山県朝日町にある「民泊たなごころ(@mp_tngkr)」の看板猫として、日々愛くるしい姿をお客さんに披露しています。
民泊たなごころの所在地は、朝日町にある絶景スポット「春の四重奏」会場前。
同町の舟川べりは春の季節になると、残雪の北アルプス・桜並木・チューリップ・菜の花を同時に楽しめるとあって、毎年多くの人が訪れる場所として知られており、「とにかく景観がいい」と語るオーナーのなつめさん。
そこで、宿でのお勧めの過ごし方を聞いてみると、「自転車で海に行ったり、地元のスーパーで新鮮なお魚を買ったり、夜は星を眺めたりして、のんびり過ごしてほしいです。」と回答。
気になる看板猫のねねちゃんは、いつも日が当たる縁側で日向ぼっこをしていることが多いほか、客室のドアを開けていればどのお部屋にも徘徊しに来ることがあるのだそうで、猫とゆったり過ごすのも癒やしのひとときとなりそうです。
そんなねねちゃんは、飼い主さんにとって大切な相棒。
そのライフスタイルには学ぶべき点もあると感じているようで、「眠い時に寝る。怒る時は怒る。お腹が空いたらお腹が空いたと言う。甘えたいときは甘える。気ままに過ごす猫の姿に良い影響を受けています。」と、心にストレスを抱えない生き方を教えてくれるお手本のような存在であることを明かしてくれました。
取材協力:なつめ(@sauntm)さん