いくら凄んでも可愛く見えてしまう…ドヤ顔ばかりの猫を集めた「どやにゃん ドヤ顔猫の生き方」
猫のドヤ顔だけを集めた写真集「どやにゃん ドヤ顔猫の生き方」が6月15日に発売されました。
得意げな顔つきであることを表す言葉「ドヤ顔」。本書の著者であるカメラマンによれば、外にいる猫を撮影しているとそんなドヤ顔を向けてくる猫がいると言います。
「どやにゃん ドヤ顔猫の生き方」では、日本全国にいるさまざまなドヤ顔をした猫たちを、5つの章に分けて紹介。
・ワイルド7
・どやにゃんとは?
・どやにゃんファイル
・ちびどやファイル
・クールニャンニング
「ワイルド7」の章では、7つのテーマに沿ったドヤ顔の猫たちが登場。モテモテの猫、手をぐぃーんと長く伸ばした猫、ビーチで暮らす猫、蟹に気遣う猫、甲冑を着込んだようなトラ柄の猫、民家から逃走する猫、猫団子で寄り添い合っている猫など、バラエティに富んだドヤ顔を堪能できます。
章の終わりにはドヤ顔の猫たちの気持ちを面白おかしく妄想したマンガが収録されているので、それをを読んだあとにドヤ顔の写真を見返してみると、悪そうな顔をした猫たちの表情が可愛らしく見えてきて、読者をほっこりした気持ちにさせてくれます。
続いて「どやにゃんとは?」の章では、知られざるどやにゃんの謎を解明するために、猫のタイプや生態など多方面から分析。
どやにゃんらしい凄みのある目つき、ドヤ顔に深みを与えるポーズなどのほか、見た目的にどのような猫がどやにゃんにふさわしいのか、図解で解説しているページもありますよ。
これらのドヤ顔ポイントを知っておくと、今後、外で猫を見かけた時の楽しみが増えそうな予感がしますね。
その他にも、日本各地のドヤ顔の猫を集めた「どやにゃんファイル」では14匹の猫たちが、子猫だけれどドヤ顔をきめる「ちびどやファイル」では11匹の猫たちが可愛らしいドヤ顔を見せてくれます。
横綱どやにゃん
最後の「クールニャンニング」では、ボブスレーがどんなものか知らないジャマイカ人の主人公たちがオリンピックを目指すスポーツ・コメディ映画「クール・ランニング」に見立てたドヤ顔の猫たちの写真を掲載。
九州にある猫島のシーカヤック置き場で撮影したという写真には、まるでシーカヤック競技に挑むかのような猫たちのドヤ顔が、そのコミカルなストーリーと一緒に収められています。
本書の著者は日本各地を巡って外猫の写真を撮り続けている、ソトネコ写真家の南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)氏。宮城県の猫島・田代島を訪れたことがきっかけで猫に魅了され、ソトネコ(外で見かける猫)の撮影を開始。現在までに5500匹以上の猫を撮影しています。
写真撮影の他にもアートディレクションやデザインなども手がけており、主な著書に「ソトネコJAPAN」「ねこ柄まにあ」(洋泉社)「だいじょうぶ。ニャンとか生きていけるよ」(PHP研究所)「のんびり猫旅 日本全国猫島めぐり」「ネコロジー アドラーと猫の心理テスト」(主婦と生活社)「ワル猫カレンダーMOOK 2017」「サーバルパーク」(マガジン・マガジン)など、猫本を中心にその発行部数は累計23万部にものぼります。
今回ご紹介した「どやにゃん」は、日本各地で外猫を撮り歩いている著者だからこそ捉えることができた、数々のドヤ顔をした猫たちが収録。
読み終える頃には読者自身も思わずドヤ顔になっている、そんな一冊となっています。
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