「情報量の多い画像」ここに極まれり!テレビを直しながら猫を誘導する夫の姿に、13万いいねの大反響

1枚の写真の中に、関連性がなさそうな複数の事象が同時に写り込んでいるものは「情報量が多い画像」と呼ばれ、インターネット上でしばしば話題になることがあります。

Xユーザーのおこめ屋(@chimaki0328)さんが先日、自身のアカウントに投稿した写真は、まさにそんな情報量が多すぎる画像でした。

それがこちら。

情報量が多い画像(テレビを直しながら猫を窓へ誘導する男性と、それを見て微笑む犬)
実際の写真(提供:おこめ屋さん)

写真を見てまず目を引くのが真ん中にいる1人の男性。テレビの裏に両手を回しながら右足を蹴り上げていて、一体何をしている状況なのか?これだけでもよく分からない光景です。さらに、右足をよく見ると何故か猫ちゃんが乗っていて、別の方向を食い入るように見つめているほか、左足の近くにはワンちゃんも座っていて、こちらはカメラ目線で優しげな微笑みを浮かべています。

一箇所に集まった男性と猫ちゃんとワンちゃん。それぞれが全く別々のことをしているカオスな状況で、「一体どうしてこうなったのか?」とツッコミが殺到しそうなワンシーンです。

このエピソードを飼い主さんがSNSのXに投稿したところ、13万件を超える”いいね”が付くほどの大反響。写真を見たユーザーからは「まぁまぁな情報量w」「みんな元気」「ご主人 脚、よく上がりますね!」などのメッセージが寄せられて注目を集めています。

不可解な情報量の多さの謎に迫るべく、Cat Press編集部では飼い主さんに疑問をぶつけてみたところ、予想だにしない物語が浮かび上がってきました。それはこの少し前、撮影者である飼い主さんがニンテンドースイッチをテレビ画面に写して遊んでいたところから始まります。

異変が生じたのは、テレビの表示に不具合が発生したことがきっかけで、裏側にある配線を直そうと試みる旦那さん。両手がテレビの裏に回っているのはそれが理由だったようです。

ところが、猫ちゃんはプラプラしてるコードがオモチャだと思ったのか、作業中の手元を執拗に邪魔しようとしてきます。そこで旦那さんが編み出したのが、窓枠に足を伸ばして猫ちゃんを誘導するという斬新な手法。実は旦那さん、普段から武術を嗜んでいるため、足を高く上げるのは造作もないことなのだそう。

一方の猫ちゃん、初めのうちはコードにちょっかいを出していたけれど、窓枠をトントンと叩いてあげると、いつもは何もない場所に窓へと続く橋が出来ていることに気づいて渡り始めたのだとか。

ベンガル猫のうにちゃん
ベンガル猫のうにちゃん

そしてもう一匹の存在であるワンちゃん。こちらは旦那さんが困りながら配線を直したり、それを猫ちゃんが邪魔しようとしている姿が楽しそうに見えたのか、近くにやって来て笑顔のままでウロチョロし始めたのだそう。もしかすると仲間に入れてもらいたかったのかも知れませんね。

冒頭の写真は、そんな混沌とした状況を目撃した飼い主さんが捉えた奇跡の一枚で、「夫の思惑通りに猫が素直に窓へ誘導される姿や、それを楽しそうに見上げる犬の表情が凄く可愛くて写真を撮りました。」と当時の状況を振り返ってくれました。

さて、では窓に誘導されてしまった猫ちゃんはその後、どうなったのでしょうか。いつもとは違うルートが出現していたことから、「窓に何かあるのかな?」としばらく興味津々で周囲の状況を確認していたものの、特に何もないことに気づくとまたテレビの方へ戻ってきた猫ちゃん。しかし、その時すでに作業は終わっていたため、見事旦那さんの作戦勝ちという結末になったようです。

情報量の多さに大きく貢献していたベンガル猫のうにちゃんは3歳の女の子。おっとりとした天然気質な性格の猫ちゃんで、お兄ちゃん犬である「こめた」君のことが大好き。お家の中ではよく尻尾にパンチしながらじゃれついているのだと言います。

ベンガル猫のうにちゃんと、ポメマル犬のおこめくん
仲良しな犬猫ちゃん

そんな2匹は飼い主さん夫婦にとって子どものような存在。

一緒に暮らしていて感じることを聞いてみると「猫や犬の仕草に笑ったり、彼らに対して愛おしいと思える瞬間を感じたり、一緒に暮らすことが出来て幸せだなぁと感じています。」とコメント。また、猫ならではの魅力については「家のどこにでもいるところ、ですかね。床にいたり、机の上にいたり、棚の隙間にいたり……家中全てを想い出の場所にしてくれるところは、猫ならではの魅力だと思っています。」と愛情たっぷりに語ってくれました。

取材協力:おこめ屋(@chimaki0328)さん

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