「どっちが頭か分かりますか?」おしぼりみたいな白猫ちゃん、後ろ姿が左右対称すぎて困惑する人が続出

猫を眺めている時に、頭と足を見間違えることは通常あり得ないわけですが、時と場合によっては見分けるのが難しくなってしまう猫ちゃんもいるようです。

スコティッシュフォールドのむく君は、日頃からお家でごろんと横になっていることが多い猫ちゃん。その後ろ姿はとっても個性的で、頭の向きがどちらなのか迷ってしまうような寝転び方をしているのです。

頭と足が左右どちら側にあるか分からない猫ちゃん
どっちが頭か分かるかニャ?(写真提供:飼い主さん)

体が真っ白な毛に覆われたこの猫ちゃん。

白っぽくて横に細長い形をしていて、ふわっとしたような質感に見えることから、まるでしっとりとした巨大なおしぼりが置いてあるみたい。一緒に暮らしている飼い主さんでなければ、これが猫であるとはなかなか気付けないかも知れません。

その最大の要因がぴょこんと飛び出ているはずの耳が見当たらないこと。端っこを見るとちょっぴり耳っぽいかな?と思われる小さな膨らみがありますが、両端とも似たような形状で左右対称になっているため、どちら側に頭があるのか判断するには材料が乏しいシチュエーション。

飼い主さんでさえ一瞬迷ってしまうという難解なポーズですが、読者の皆さんはどちら側に頭があるか分かりますか?

正解は左側が頭。写真を拡大して見ると、左側の膨らみには耳の穴のような凹みを見て取ることができます。とは言え、それでも僅かなヒントでしかありません。

おしぼりのように転がっている白猫ちゃん
右側に見えるのが足

もともとスコティッシュフォールドには耳が折れ曲がった外見的な特徴があり、ただでさえ耳が目立ちにくい猫種です。さらにむく君の絶妙なおしぼりポーズが相まって、頭の向きを分かりづらくしていたのでしょう。

飼い主さんによると、むく君は日頃からよく写真のようなおしぼり状になっているのだそうで、この日も夕食後のまったりタイムに寝転がっているところを撮影したのが冒頭の写真。「いつも猫っぽくないな、と思っていますが、ますます何の生き物か分からなくなってしまいました。」と目撃した時の心境を振り返ってくれました。

この後、むく君は1時間ほどたっぷりとこのままの姿勢でくつろぐと、その後は何事も無かったかのように少し伸びをして、どこかへ去って行ってしまったのだとか。

普段丸くなっている事が多い猫にとって、体を真っ直ぐにしたまま姿勢をキープするのは疲れそうにも思えますが、むく君にとっては一番リラックスできるポーズなのかもしれませんね。

ダンボール箱にシンデレラフィットしたまま眠るむく君
こんな体勢で寝ていることも…

むく君は現在9歳でとっても臆病な性格の男の子。お家の中にはもろみちゃんという姐さん猫もいるそうですが、いつも自分からちょっかいをかけては、ボコボコにされているのだと言います。

スコティッシュフォールドのむく君
むく君のご尊顔

そんな切ない姿も愉快なおしぼり姿も、飼い主さんにとっては見ていて癒やされる至福のひと時で、「いつも私を笑わせてくれる、本当に面白くて愛おしい存在です。こんなに色々な形状を見せてくれる猫は、なかなか居ないと思っています!」と、むく君への思いを愛情たっぷりに語ってくれました。

LINE STOREには、もろみちゃんとむく君のユニークな写真を使ったスタンプなども公開されています。

取材協力:もろとむく@まるか(@s_sekko)さん

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