「チンアナゴかな?」「新種のきのこ?」椅子から生えてきた猫の手足?に食事中の飼い主さんもビックリ
猫はそこにいるだけで話題に事欠かない動物。時には奇っ怪な現象が起こることがあります。
「こめ」ちゃんというオス猫と暮らしているXユーザーの「天使👼こめ」さんはある日、テーブルでご飯を食べていたら、向かいの席から何かが生えてくる瞬間を目撃してしまいました。
誰も座っているはずのない椅子から、天を突き上げるように伸びている一本の腕。
クリームパンみたいな先端の形状とぷにぷにした肉球の質感から、ネコチャンのお手々であると推測されますが、どうして腕だけが出ているのか?寝起きでうーんと伸びをしているのか?それとも手招きしようとしているのか?テーブルの下にはどんな光景が広がっているのか?見えない部分がいろいろ気になりすぎて、食事に集中できなくなってしまいそうな光景です。
このエピソードを飼い主さんがSNSのXに投稿したところ、4.7万件を超える”いいね”が付くほどの大反響。
写真を見たユーザーからは「は~い!って言ってるみたい」「何か意見があるのかも」と猫の気持ちを想像したものから、「チンアナゴかな?」「一瞬細い鳥に見えました」「新種のきのこ?」など別の生き物に見えてしまったものまで、たくさんのメッセージが寄せられて注目を集めています。
ご飯食べてたら正面の席からなんか生えてきた pic.twitter.com/Dq5ECfgLch
— 天使👼こめ (@0818kome) July 1, 2024
何とも可愛らしいお手々ですが、猫を飼っているお家でも、このような場面はなかなか見られるものではありません。当時の状況について飼い主さんに詳しいお話を聞いてみると、意外な事実が明らかになってきました。
「こめ(愛猫)は普段、すぐそばのソファで寝ていることが多いので、この時もてっきりソファで眠っていると思っていました。ところが、私がちょうどご飯を食べ始めた時に、ニョキっと正面のイスから足が生えてきたので、笑いながら写真を撮りました 笑」
なんと、椅子から見えていたのは腕ではなく、ネコチャンの足だったのです。猫が水平に足を伸ばしたまま寝転がっていることはよくありますが、真上に足を伸ばすこともあるとは驚きです。
とは言え、飼い主さんも初見で足だと判別できたわけではなく、第一印象で頭に浮かんだのは「手?足?どっち?」という疑問。
その答えを確かめるべく下から覗いてみると、猫ちゃんは足の付け根あたりを毛づくろいしている真っ最中。そこでようやくテーブル越しに見えていたのは足であると分かったのだそうで、過去にもチラリと足が見えたことはあったけれど、これほどまでにピンと真っ直ぐ生えていたのは初めてのことなのだとか。
この後、こめちゃんはしばらく同じ体勢のまま丹念に毛づくろいを続けると、満足したのか別の場所を毛づくろいし始めることに。そしてその頃には食卓から見えていた足も消えていたのだそうです。
こめちゃんは生後1ヶ月くらいの頃、近所の側溝に落ちて泣いていたところを保護された猫ちゃんで、飼い主さんにとっては大切な家族であり、年の離れた弟みたいな存在。
SNSのXやYouTube(@0818kome)には何気ない日常風景や幼い頃の姿なども公開されています。
取材協力:天使👼こめ(@0818kome)さん