今日はニャンの日?イラストを交えて教えてくれる「猫ごよみ365日」
一年365日、今日何の日かネコが教えてくれる書籍「猫ごよみ365日 ~今日はニャンの日? 猫といっしょに季節のある暮らし」が明日12月19日に発売されます。
テレビやウェブサイトなどを見ていると、「今日は何の日」なのか教えてくれる番組やサイトを見かけることがありますが、毎日見ていると自分の知らない記念日などもあったりして、意外とためになったりすることもあります。しかし、自分に関係がなかったり興味がないと、何の日だったのか記憶に残りにくいもの。
本書は毎日、今日は何の日なのか猫の絵にコメントを添えて教えてくれる書籍で、猫好きな人にとっては否が応でも頭に入ってきそうな内容になっている大人のための絵本。
例えば1月4日は「初売り」の日ですが、可愛らしい猫のイラストとともに、「黒猫のマルゴ」という散文詩のような文を掲載。ページの下の方には、その日の行事や記念日、季節の言葉などの豆知識が添えられており、サラッと読めてしまいます。
黒猫のマルゴは賢い猫である。
昨日も玄関に忘れた
年賀の菓子折りの横で、
「忘れ物か」という顔をして待っていた。
今日も買ってきた福袋をあけてがっかりする娘を見て
「あほか」という顔をしている。
その他にも、日ごとにさまざまな猫のイラストとストーリーが展開。
1月6日の「ケーキの日」にはキャロットケーキをつくり、
3月3日の「桃の節句」にはおひなさんの上に登って怒られ、
10月17日の「カラオケ文化の日」には1曲目に「雪国」を歌い、
12月31日の「大晦日」にはナマハゲに扮して一年の厄をはらって……。
などなど。
本書の著者は、開店場所が決まっていない旅するレストラン「トラネコボンボン」を主宰している料理人の中西なちおさん。
2007年よりトラネコボンボンを主宰し、季節や場所にあわせてさまざまな国の料理をイベントやケータリングなどで提供している傍ら、独特の世界観を持つ作画家としても活動。東日本大震災以降は、自身のブログ「記憶のモンプチ」にて毎日1枚ずつ動物の絵を描き続けています。
これまでに「CAT(猫)」や「HORSE」(ともに書肆サイコロ)などの絵本を、近著に「トラネコボンボンの空想居酒屋」(グラフィック社)、「トラネコボンボンのお弁当」(PHP研究所)など、多数の書籍を執筆。
とくに絵本やグッズなどに登場する猫は、独特のピースフルな世界観で熱狂的なファンを集めています。
そんなトラネコボンボンこと中西なちおさんの新刊「猫ごよみ365日」は、自分の心をほぐしたいとき、大切な人に元気を贈りたいとき、「今日はニャンの日?」と本書をめくってみてると、何気ない毎日が特別な日であると気づけると同時に、1年365日、日々の暮らしが楽しくなります。
デザインはフランス装の造本で、巻末には付録として12ヶ月のオヤツ&ドリンクのレシピ付き。猫好きな人はもちろん、大人のための絵本・ギフトブックにもおすすめの一冊となっています。
著者:トラネコボンボン 中西なちお
仕様:四六判フランス装、400ページ
定価:2400円+税
出版:2017年12月19日(火)
出典:prtimes.jp