ほしいものリストで保護猫をサポートできるニャ!Amazonが「動物保護施設 支援プログラム」を開始
保護施設で暮らしている猫や犬を支援する「動物保護施設 支援プログラム」が6月12日よりECサイトのアマゾン(Amazon.co.jp)でスタートしています。
本プログラムは、捨てられたり保健所へ預けられたりして行き場を失い、新しい飼い主(里親)を探しながら動物保護施設で生活している犬猫を支援する取り組みで、あらかじめ選定されたいくつかの保護施設がAmazon.co.jp内の専用ページにて「ほしいものリスト」を公開。
保護施設への支援を検討しているユーザーは、支援したい施設を選んで「ほしい物リスト」の中から商品を購入することで、それらを支援物資として各施設で生活する猫や犬に届けることができる仕組みとなっており、ペットフードやペットシーツ、猫砂、犬の散歩用のリード、猫の爪とぎなど、各施設で保護されている猫や犬が適切な環境で過ごすために必要な商品がリストアップされています。
また、各施設が運営にあたって必要としている衛生用品なども支援の対象となっており、お金を寄付する場合と比べて用途・容量がより具体的になることで、支援を検討しているユーザーにとっては自らが行う支援の貢献度をイメージしやすくなるといった効果が期待されます。
アマゾンジャパンによると、日本ではペットを新しく迎える際に、動物保護施設などから譲り受けるケースが他国と比べるとまだ少なく、猫の場合で11.6%、犬の場合は7.4%に留まっていると指摘。
そして、動物保護施設はボランティアによって支えられていることが多く、物資や資金が不足しているケースも多いことから、そのような課題を少しでも改善することでより多くの猫や犬の命を支えると同時に、ペットを家族として迎え入れる際に保護猫や保護犬が選択肢として認知されることを期待して今回の支援プログラムを企画したのだとか。
一方、当プログラムで支援対象の一つに選定されているNPO法人「Wonderful Dogs」からは以下のコメントが発表されています。
「施設を継続的に運営していくため、こういった支援は本当に助かります。今も近隣の方々や実際に里親になってくださったご家族から支援を頂くことはありますが、ペットフードやペットシーツなどの消耗品はいくらあっても困りません。支援をいただくことで、より多くの犬や猫が新しい家族に出会う機会を増やすことができます。私たちだけでは社会に広く呼び掛けることは難しいですが、Amazonの『動物保護施設 支援プログラム』では全国の方々から支援を募ることができます。このプログラムを通じて支援の輪が広がることで、保護犬・保護猫たちを社会全体で支えられたら嬉しいです。」
この「動物保護施設 支援プログラム」は本記事の執筆時点で15施設が支援対象となっており、Amazonによると今後も支援先の動物保護施設を拡大していく予定であるとしています。
・NPO法人 キドックス(茨城県)
・NPO法人 Wonderful Dogs(埼玉県)
・NPO法人 ねりまねこ(東京都)
・NPO法人 DOG DUCA(愛知県)
・NPO法人 しあわせの種たち(岡山県)
・NPO法人 セブンデイズ(福岡県)
・認定NPO法人 未来といのち(東京都)
・認定NPO法人 アニマルレフュージ関西(大阪府)
・一般社団法人 ねこたまご(北海道)
・一般社団法人 アニマルハートレスキュー(神奈川県)
・一般社団法人 SORA小さな命を救う会(愛知県)
・公益財団法人 動物臨床医学研究所「人と動物の会」(鳥取県)
・那須ハイランドパーク SOS(栃木県)
・ネコリパブリック東京 お茶の水店(東京都)
・ネコリパブリック東京 中野店(東京都)
※2019年6月13日時点
参考:動物保護施設 支援プログラム│Amazon
(C) Amazon Japan G.K.