イオンペット×慈恵院が亡くなったペットを永代供養するサービスを開始
ペット関連事業を手がけるイオンペットは8月9日より、亡くなったペットを永代供養するサービスの提供を開始すると発表しました。
永代供養とは、家族に代わって寺院や霊園が遺骨を永代(えいたい)に渡り管理・供養する埋葬方法のこと。
近年は猫や犬などペットの家族化が進み、ペットの葬儀も執り行われるようになってきました。
しかし同社によると、火葬した後のペットの遺骨は多くの飼い主さんが自宅に連れ帰って供養することが多いものの、その後の供養についてはどうしたらよいのか分からず悩まれている人が多いと指摘。特に高齢の飼い主さんが自身の終活を始めるにあたって、ペットの遺骨をどうするか悩むケースが年々増加していると言います。
今後は高齢化社会が進むにつれ、このような需要がさらに高まると予測されますが、今回同社が発表した永代供養サービスはそのような悩みを抱える飼い主さんに向けたサービスで、ペットの遺骨をイオンペットが窓口となって預かり、その後は寺院にて永代供養するというもの。
実際に永代供養を行うのは、東京都府中市にある慈恵院(じけいいん)。
同院では先祖供養、水子供養、動物供養、人形供養の各種供養を行っており、中でも動物供養は90年にわたる歴史がある寺院で、東京都多摩市に開設した多摩犬猫霊園はペットの墓地としては日本で最大規模と言われています。
イオンペットの永代供養サービスでは、自宅に安置してあるペットの遺骨を送付(都内在住の場合は自宅までの引き取り可)すると、他家のペットの遺骨とともに専用の合祀墓で合同埋葬を実施。その後は慈恵院付属の多摩犬猫霊園内にある動物供養塔に祀って毎月法要が執り行われるほか、僧侶による読経供養も実施。開園時間内であれば、飼い主さんはいつでも動物供養塔に手を合わせることができます。
また、埋葬後は無事に埋葬が完了したことを知らせる埋葬案内と、僧侶が直筆で名入れをした仮位牌が郵送で自宅に届けられるほか、希望者には遺骨の一部を分骨して専用のお守り袋に入れ返送することも可能。
料金は30,000円で管理費・月額費・年会費などの追加料金はなし。
本サービスは今年の5月より試験的に実施されていましたが、今回より多くの人に利用できる形が整ったことから本格的にサービスを提供開始するに至ったとしています。
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