「なんという長さ」「首にゃが族」 何かを真剣に見つめる猫の姿が、水族館の人気者そっくりだと話題に

猫とひと口に言っても、その体型は実にさまざま。丸々としたフォルムでモップのような子もいれば、手足が短くてぬいぐるみのような子もいます。そして中には、別の生き物に見えてしまうほど細長いボディを持つ子も。

先日SNSで大きな話題となったのは、水族館でも人気の”ある海水魚”のように見えてしまった猫ちゃん。飼い主さんが思わずつぶやいてしまったその写真には、驚きと笑いに満ちた猫の愛くるしい姿が捉えられていました。

チンアナゴみたいに長い猫ちゃん
実際の写真(提供:飼い主さん)

キャットタワーの上でちょこんとエジプト座りをしているのは、キジトラ猫のワンダーくん。両手両足をきれいにそろえたその座り方はとてもお行儀がよく、どことなく育ちの良さや品のようなものを感じさせますが、それ以上に目を引くのは体全体のシルエットです。

お腹のあたりから首の先まで、一直線にスッと伸びたその姿は猫とは思えないほど長く、思わず「何の生き物!?」とツッコミを入れたくなる佇まい。まるで体の一部を海底からひょっこり出しているチンアナゴみたいで、猫本来のもふもふしたイメージとのギャップがありすぎて、見ているだけでじわじわと笑いが込み上げてくる光景です。

首が長いキジトラ猫のワンダーくん
普段から長いのニャ

この写真を飼い主さんがSNSのXに投稿したところ、4.9万件を超える”いいね”が集まるほどの反響ぶり。写真を見たユーザーからは「なんという長さ」「想像以上のチンアナゴ」「猫の進化は止まらないな」「首にゃが族」など、さまざまなメッセージが寄せられています。


それにしてもこのワンダーくん。上の方を見上げて首が長くなっているようにも見えますが、一体何をしているところだったのでしょうか。

飼い主さんにお話を聞いてみると、この写真は、部屋の中に飛んでいた小さな虫を見ていたところを捉えたもの。ワンダーくんはもともと体が細くて長いため、普段はそのボディを見ても気にならないそうですが、この日はあまりにも長かったのでつい写真を撮ってしまったという飼い主さん。

衝撃の姿を目撃した時の心境について「細長すぎて、チンアナゴみたいだなぁと思ってXで呟きました。」と振り返る一方で、猫ちゃんの気持ちについては「首を伸ばして、飛んでいる虫をよく見ようとしていたのではないかと思います。」と推測してくれました。

モデル体型のキジトラ猫ワンダーくん
モデル体型のワンダーくん

この後も首を伸ばして見つめていたワンダーくんですが、虫を見失ったのか捕まえられないと思ったのか、10秒ほどすると体勢を整えて通常時の細長さに戻ったのだとか。

今回インタビューに応じてくれた飼い主さんは、京都西陣の町家猫カフェ・キャットアパートメントコーヒーを運営していましたが、病気療養のため2020年に閉店し、今では17匹の猫たちと暮らしている大の猫好き。SNSでは日々の猫たちの様子をつぶやいているほか、猫ちゃんたちのオリジナルグッズ(catapartment.thebase.in)なども展開しています。

一方、チンアナゴと化していたワンダーくんは、ひょうきんな子なのかと思いきや、とてもおおらかな性格で他の同居猫たちから慕われている猫ちゃん。

キャットアパートメントコーヒーの猫たち
お家にはたくさんの猫が

いつも誰かに寄り添われながら寝ている人気者で、飼い主さんが「もともとわたしが猫カフェをやっていた頃から、他の猫ちゃんを安心させてくれる頼れる存在として活躍してくれていました。」と語るほど。

そんな兄貴分的な存在として一目置かれるワンダーくんの、愛おしくもユーモラスな一面が垣間見えたほっこりエピソードでした。

取材協力:キャットアパートメントコーヒー(@CatApartment)さん


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