「そこで寝られると一番困る」という絶妙なポイントで横たわる猫ちゃん、その傍若無人ぶりに共感の嵐

猫は快適な寝場所を探し当てるプロフェッショナル。

毎日同じ場所で寝ていることもあれば、ちょこちょこと寝場所を変えることもあり、時には「敢えてそこで寝るのですか?」という場所で寝転がっている場面に遭遇することもあります。

スコティッシュフォールドのセラ君と暮らしている飼い主さんは先日、夜寝る準備をしている時に「なんだか物静かだなぁ」と思ってふと寝室を覗くと、猫ちゃんがとても絶妙な場所で寝ているところを目撃してしまいました。

飼い主さんの寝場所を占拠してベッドに横たわる猫
実際の目撃現場(写真提供:飼い主さん)

ベッドの上で気持ち良さそうに横たわっている一匹の猫ちゃん。その表情は今にも目を閉じてしまいそうなほど眠たそうで、手足や尻尾もだらんと完全に脱力しきっていることから、全身が心地よい眠気に包まれている様子がじんわりと伝わってきます。

傍から見ると微笑ましい光景ですが、問題なのはそのポジショニング。

猫ちゃんが寝ている位置は枕の少し下側で、しかも横向き(枕に対して平行)になっているため、飼い主さんが枕に頭を乗せて寝転がることができない絶妙なスポット。

ベッドの上には他にもたくさんスペースがあるのに、ピンポイントでその場所に陣取っているのは意図的なのかそれとも偶然なのか、そんなことはどこ吹く風とばかりに横たわる猫ちゃんの真意が気になるワンシーンです。

セラ君が飼い主さんのベッドにやって来て、一緒に眠るのは普段からよくあることなのだそうですが、寝場所を占拠するような形で長く伸びていたのは初めてのこと。一体なぜこのような寝方をしたのでしょうか。

その点について飼い主さんに聞いてみると、「枕に沿って寝るのがしっくりきたのでは」と推測。確かにベッドに細長いものが置いてあれば、それと垂直になるよりも平行になった方が違和感はなさそうな気はします。枕と並んで横になるのは猫ちゃんにとって自然な行為だったのかもしれません。

スコティッシュフォールドのセラ君
スコティッシュフォールドのセラ君

一方、飼い主さんはこの時点ではまだ寝る準備の途中。「あまりに気持ち良さそうに寝ているので、邪魔したら悪いと思い、そっと寝室のドアを閉めました。」とそのまま猫ちゃんを寝かせて置いてあげたのだそうで、何とも猫ファーストな対応です。


しかしその後、ベッドに入って寝ようとした時もまだこの状態で寝ていたことから、今度は猫ちゃんとベッドの間に手を入れて、起こさないようにそっと90度回転させてから自分の睡眠スペースを確保したのだとか。

セラ君は8月で1歳になる男の子。お家にやってきた当初は大人しくて全く鳴き声も出さず、慎重な行動を取る性格の猫ちゃんでしたが、ここ最近はキッチンや炊飯器の上にまで登るようになり、徐々にやんちゃぶりを発揮している真っ最中。飼い主さんのベッドで我が物顔で寝ている姿からもお家に慣れてきたことが伝わってきます。

そんなセラ君の何気ない日常を切り取った写真や動画は、SNSのX(@sera230813)でたくさん公開中。

肉球が丸見えのセラ君
肉球の丸見えショットも

今回インタビューに応じてくれた飼い主さんは、昔から猫と暮らしたいと思っていた大のネコ好き。

実際にセラ君と生活してみた感想について聞いてみると、「猫の様々な仕草や表情が見えて、想像以上に日々癒やされています。名前を呼ぶとこちらを向いたり、猫の方から近づいてきたりと、少しづつ絆が深まっているように(勝手に笑)感じています。」と心が通い合っていることを実感している様子。

また、「休みの日、猫と過ごす「何もしない時間」が豊かに感じるようになったのは、お迎えるする前との大きな違いです。」とも語り、猫によってもたらされた心境の変化を明かしてくれました。

取材協力:今日、セラ(@sera230813)

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