サイベリアン(Siberian) – 猫の種類&図鑑
サイベリアンの写真
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基本情報
■原産 : ロシア(自然発生種)
■祖先 : 不明
■体型 : ロング&サブスタンシャル
■寿命 : 11〜15歳
■体重 : 4〜8kg(オス)
■体重 : 4〜6kg(メス)
■毛種 : 長毛種
■毛色 : 全部
■毛柄 : 全部
■目色 : グリーン、ゴールド、カッパー
歴史
サイベリアンのルーツや起源について詳しいことは分かっていませんが、サイベリアンとはシベリアを意味する言葉で、1000年ほど前にはシベリアの森に生息していたと考えられており、「サイベリアンフォレストキャット」(シベリアの森に生息する猫)とも呼ばれています。寒さに対して強く身体能力も高いことから、古くから修道院や農家などでネズミ捕りとして飼われていたようです。
1980年代にロシアのブリーダーによってサイベリアンの血統管理がされはじめ、1871年にはイギリスで行われた初めてのキャットショーに登場しますが、当時、ロシアとは自由に貿易できなかった国が多かったため、入手が困難な猫とされていました。アメリカに輸入されたのは1990年になってからで、CFAに公認されたのは2000年です。
ロシアではゴルバチョフやメドベージェフなどの歴代大統領や政府要人に飼われていた猫として知られており、国際交流においてもたびたび登場します。2012年、当時の秋田県知事が東日本大震災に対する支援のお礼としてロシアのプーチン大統領に秋田犬を贈ったところ、その返礼として「ミール(ロシア語で平和)」という名前のサイベリアンが贈られたことで、日本でも広く知られるようになった品種です。
特徴
大型で筋肉質な体型と太くてふさふさした尻尾、そして「ノルウェージャンフォレストキャット」や「メインクーン」のように全身を覆う分厚い被毛が大きな特徴です。一般的に猫の被毛は2重構造(ダブルコート)になっていますが、サイベリアンはとても珍しい3重構造(トリプルコート)を持つ個体が多く、ロシアの極寒の寒さを耐え凌ぐためにこのような被毛が発達してきたと考えられています。
性格
温厚で優しい性格をしており、飼い主に対しても従順です。好奇心は旺盛で、水を怖がらない個体も多いと言われています。
病気、怪我、注意点
子猫のうちは表面の毛(オーバーコート)が生えていないので温度管理に注意する必要があります。また、体が大きく成猫になるまで4〜5年かかると言われていますので、その点を考慮して食事や体調管理には気を使いましょう。ブラッシングは1日2回程度ブラッシングとコーミングをすると綺麗に被毛を保つことができます。
サイベリアンの動画