愛猫の発症リスクを無料でチェック!スコティッシュフォールド限定の遺伝子検査がモニターを募集中

ペット(犬・猫)のゲノムや遺伝子を用いたサービスを手がける株式会社CLOUDOHが11月より、スコティッシュフォールド限定で遺伝子検査のモニター募集を開始しています。

垂れ耳・折れ耳が特徴的な人気猫のスコティッシュフォールド

スコットランドを意味する「スコティッシュ」と、折りたたんだという意味の「フォールド」を掛けあわせて名付けられたスコティッシュフォールド

その名のとおりスコットランドを起源とする猫種で、生まれた時はまっすぐな耳をしているものの、成長するにつれて約3割くらいの確率でペタンと折れ曲がった耳になるのが特徴的。

フクロウのような丸い顔に加えて性格も大人しいことから著名人でも飼っている人が多く、メディアなどに取り上げられることも多いほか、各企業が発表している好きな猫種ランキングでは毎回上位にランクインする人気の猫種として知られています。

遺伝性疾患のリスクが高いスコティッシュフォールド

しかし、愛くるしい容姿の代名詞でもある折れ曲がった耳は、遺伝子の突然変異による軟骨の形成異常を品種改良によって定着させたもので、痛みや歩行困難を伴う「骨軟骨異形成症」という遺伝性疾患(遺伝子が変異することによって引き起こされる病気)を発症するリスクの予兆である可能性があります。

2016年に原因遺伝子が発見されて今では発症リスクを判定できるようになりましたが、骨の変形を治す根本的な治療法はまだ見つかっておらず、発症すれば薬で痛みや炎症を緩和しながら生涯にわたって対処療法を続けていく必要があることはあまり知られていません。

骨の形成不全が原因とも指摘されるスコティッシュフォールドの「スコ座り(オヤジ座り)」
骨の形成不全が指摘されるスコ座り

CLOUDOH社が募集しているモニターは、国内にいるスコティッシュフォールドの遺伝性疾患の有病率を推定すると共に、検査を通じて遺伝性疾患の疾病リスクを知ることの大切さと、その後のケアを広めることを目的に実施。

<将来発症する可能性がある場合>
・痛みや苦痛はないか、日々の猫の行動の観察
・定期的な健康診断や獣医師の診察による疾病の早期発見
・肥満にならないよう体重管理
・踏み台を設置や柔らかい敷物を敷く等の環境改善
などにより、腰や四肢に負担をかけない生活を心がける。

<発症してしまった場合>
・獣医師の指導の下、痛み止めを飲ませるなどペインコントロール
・症状が重い場合には、外科手術や放射線治療による緩和ケアなど特殊な治療の実施。

検査項目はスコティッシュフォールドで発症しやすい「骨軟骨異形成症」と「多発性嚢胞腎(完治する治療法がない腎臓疾患)」についての発症リスクで、参加費用は無料。

応募者にはモニターに参加したスコティッシュフォールドたちの写真をはじめ、遺伝子検査の結果と見方、検査の集計結果、発症予防や症状緩和に必要な事項などを記載したフォトブックが贈呈されます。

スコティッシュフォールドの顔アップ写真

応募は公式サイト(cloudoh.com/monitor)にて行っており、受付期間は2019年11月1日~2020年2月29日まで。

<全体的な流れ>
①WEBから申し込み
②DNA採取キットを受取
③DNAを採取
④ポストに投函
⑤検査報告書を受取

先着100頭分の応募が集まり次第、締め切りとなります。

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