愛猫が失踪したら何をすべき?ペット探偵が監修した迷子猫の探し方マニュアルが無料で公開
近年は猫が事故にあったり病気に感染することを防ぐため、完全室内飼いを推奨する自治体が増えていますが、ひとりで外に出たことのない愛猫が何らかのきっかけでお家を飛び出してしまった場合、どうしたら良いのか分からずパニック状態に陥ってしまう飼い主さんも少なくありません。
インターネットで探せば猫の捜索方法が書いてあるページや、自力で探し出した人の体験談などがたくさん出てきますが、心の動揺が大きい時に「その情報が正しいものなのか」「信用するに足るものなのか」を判断するのは意外と難しいため、日頃から迷子になった時に備えて自分が信頼できる情報を吟味しておくのは大切なことです。
そんな中、ほぼ日刊イトイ新聞を運営している「ほぼ日」のいぬねこ写真アプリ「ドコノコ」から、迷子猫を探すためのマニュアルが無料で公開されました。
「ドコノコ」は、ユーザー同士で楽しく交流しながら、もしもの時に備える犬猫写真専用の投稿アプリ。
日々投稿される犬猫の写真を通じて、ユーザー同士がコミュニケーションを取るSNSとしての機能に加えて、万が一ペットが迷子になってしまった場合に、近隣のユーザーへ捜索を依頼する迷子捜しの機能も備えています。
今回公開されたマニュアルは、「ドコノコ」のユーザー同士が協力して迷子になった猫の捜索作業を進められるように作成されたものですが、もちろんドコノコユーザーでなくても使用することが可能。
捜索前に知っておいて欲しいことから、猫がいなくなって初めにやること、猫を捕獲した後にやるべきことまで、全36ページにわたって図解を交えながら解説されています。
①知っておいてほしいこと
②すぐにまわりを捜す
③翌日までに届出をする
④アプリ「ドコノコ」の迷子掲示板で捜索協力をお願いする
⑤ドコノコ・ユーザーのみなさんへ
⑥迷子チラシを広い範囲にポスティングするを貼る
⑦捕獲する
⑧病院で診てもらう
⑨迷子捜しのクロージング
マニュアルは全部で9つのステップに分かれていて、ドコノコ・チームによる法令調査と関係機関への取材、2,000件を超えるドコノコ迷子掲示板の運用経験をもとに作成。
NHKのドキュメンタリードラマ「猫探偵の事件簿」のモデルになった人物で、20年間で3,000件を超える迷子動物を捜索してきた「ペットレスキュー」代表の藤原博史さんが監修を担当しています。
内容は捜索のステップ順に記されているため、愛猫が失踪してしまい落ち着いて考えられない状況下でも、段階を踏まえながら読み進めていくことで、何をどのような順序で行えばよいのかを簡単に把握することが可能。
本マニュアルはドコノコのホームページまたはアプリから無料&会員登録不要でダウンロードすることができ、「テキスト版」「PDF版」「冊子印刷用PDF」の3種類が用意されているため、端末にデータとして保存しておいたり冊子として手元に置いておいたりと、使いやすい形式のものを手に入れることができます。
猫や犬の飼い主さんはイザという時のためにいちど目を通してみては。
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