キャラメルのお化けと黒猫、人気お菓子のキャラクターを絵本化した「キャラメルゴーストハウス」
人気のお土産菓子に描かれているオバケと黒猫のキャラクターを絵本にした書籍「キャラメルゴーストハウス(CARAMEL GHOST HOUSE)」が9月11日に刊行されました。
キャラメルゴーストハウスはザ・メープルマニアや東京ミルクチーズ工場、築地ちとせ、フランセなどの手土産を販売している菓子メーカー、シュクレイ社が手がけるスイーツブランドの一つ。
「キャラメルオバケが作る、絶品キャラメルスイーツ」をコンセプトに、フィナンシェやチョコレートクッキー、アップルケーキなど、キャラメル味を楽しめるお菓子を販売しています。
目を引くのはお菓子のパッケージや個包装に描かれている、キャラメルが大好きな「オバケ」と黒猫の「メルちゃん」。
いずれもアートディレクターの河西達也さんとイラストレーターの北澤平祐さん、2名のクリエイターによって制作されたキャラクターで、可愛らしいストーリーも設定されています。
<お菓子のストーリー>
むかしむかし ある町のはずれの 誰もいない 大きなお屋敷に
黄色いオバケと 黒猫が1匹 住みついていたそうな。オバケは キャラメルが 大好物。
来る日も 来る日も 黒猫と一緒に 黙々と 淡々と
キャラメルを コトコト 煮込んでいたらしい。かくし味に 紅茶を ひとつまみ。
オバケ自慢の キャラメルスイーツの できあがり。あしたは 年に一度の キャラメルパーティ。
キャラメルゴーストハウスで お待ちしております。
以前は、羽田空港や催事場などにて期間限定でしか販売されていなかったため「レア手土産」としてネットを中心に話題になっていましたが、昨年7月に東京駅構内に初の実店舗となる「キャラメルゴーストハウス」をオープンすると、たちまち人気が沸騰。
その後も11月にはラゾーナ川崎店を、今年の4月には物販だけでなく厨房で作った出来たてのフレッシュスイーツも提供する「キャラメルゴーストパーティ」を吉祥寺に、今月にはキャラメル×リンゴの新業態「キャラメルゴーストガーデン」を新宿にオープンするなど、人気急上昇のお菓子屋さんなのです。
そんな人気菓子のキャラクターとストーリーを絵本にしたのが本書で、タイトルはお菓子のブランド名と同じく「キャラメルゴーストハウス」。
キャラメルが大好物のオバケが、相棒の黒猫メルちゃんとともに自慢のキャラメルスイーツを作って、年に一度のキャラメルパーティーにお友達をお招きする…というメルヘンチックで美味しそうな物語が展開していきます。
<絵本ストーリー>
ここは まちの はずれの おおきな おやしき。
いってみたいけど いっては いけない ばしょ。
キャラメルおばけ、おぼえているのは
キャラメルが だいすきだったことーー。町のはずれのお屋敷に、キャラメルおばけと、くろねこのメルちゃんが住んでいました。
もうすぐ、年に一度のキャラメルパーティー。おかしをたくさん作っておもてなしです。去年は誰が来たっけな。好きなあの子も来るといいな。お花をかざって、ロウソクもてらしてすてきにしよう!
そうして、甘い匂いに誘われて、仲間がゾロゾロ集まってきました。
さあ、パーティーのはじまり、はじまり。
お菓子のキャラクターが絵本デビューするのは珍しいですが、出版元である岩崎書店の編集者が北澤平祐さんの個展でキャラメルゴーストハウスのパッケージを見て、そこに描かれたキャラクターやお菓子のストーリー設定を知ったことから「絵本にしたら面白いのでは」と発案。それをきっかけに書籍化される運びになったのだとか。
お菓子と同じく河西さんと北澤さんの共作となっている本書は、ふたりで合宿をしながら(お菓子を頬張りながら)完成させた楽しい絵本作品で、帯はハロウィンシーズンとクリスマスシーズンに対応した両面印刷の「リバーシブル帯」になっているため、ハロウィンやクリスマスの子供向けプレゼントにもピッタリな一冊。
キャラメルゴーストハウスのお菓子を頬張りながら絵本を読むと、より一層作品の世界観に浸れるかも!?しれませんね。
なお、岩崎書店の公式HPでは2019年9月30日(月)の23:59まで、抽選で3名に本書が当たるプレゼント企画も行われています。
作者:かさいたつや/きたざわへいすけ
定価:本体1200円+税
仕様:B5変型判/24頁/ハードカバー
対象:3・4歳~小学校中学年
発売:2019年9月11日
(C) Iwasaki Shoten/Sucrey Co.,Ltd.