家具職人の本気作「ネコ家具」が新作5点を公開!見本市も開催されるニャ
熟練の家具職人によって作られたネコのための快適空間「ネコ家具」の新作5点が新たに公開されたほか、実際にネコ家具を間近で見ることができる展覧会「ネコ家具EXPO!」が10月以降に開催されます。
ネコ家具とは、家具の生産出荷額が日本一として有名な、福岡県大川市の家具職人たちが制作した猫のための家具のこと。
桐箪笥などの婚礼家具を中心に一大産業として栄えた同市はバブル期をピークに出荷額が年々減少していましたが、近年は技術を継承した若い世代が職人の技とデザイン性を兼ね備えた家具作りに取り組み出荷額も復調傾向。
そんな大川家具をPRする取り組みの一環として制作したのが「ネコ家具」で、昨年にはネコソファとネコベッドの2種類が公開され、猫用のサイズで作られているにもかかわらず人間用の家具と見間違う程の精巧な出来栄えとあって、さまざまなメディアに取り上げられ大きな話題となりました。
ネコベッド
今回新たに公開されたのは、5つの家具メーカーが制作した5つの「ネコ家具」。
どれも猫がくつろぐのにピッタリなサイズで、猫を飼っている人はもちろん、猫を飼っていなくてもインテリアとして飾ってみたくなるような出来栄えとなっています。
ネコ家具 新作イメージ1
昔の北欧家具を参考にデザインしたというこちらのソファは、人間サイズから猫サイズに縮小する際の見た目のバランス調整と強度を考慮。最終仕上げは図面にはないディティールが職人の手仕事によって加えられています。
ネコ家具 新作イメージ2
肘置きが片方だけにあるソファ。小さなサイズでの製作が難しい緩やかなカーブを忠実に再現しているほか、布にもこだわっていて、目の粗い布地により甘すぎない仕上がりを意識しています。
ネコ家具 新作イメージ3
無垢の木の節や入り皮を活かしたデザインが特徴的な家具メーカによる作品で、木の表面に波形の凹凸をつけるオリジナル加工技術「ウェーブ加工」を肘掛けに施行。人間のサイズ同様に、家具の分解が可能でかつ強度を保つことにこだわって作られています。
ネコ家具 新作イメージ4
釘やダボは使わず伝統技法である「ほぞ組み」で組み立てた椅子。ネコは高いところ好むことから座面は人間サイズより高めの比率で製作されているほか、座面や背もたれのカーブは手仕事ならではの自然な仕上がりになっています。
ネコ家具 新作イメージ5
こちらは現在制作中のベッド。10月6日に開催される展覧会でお披露目される予定となっています。
今回の新作5点と昨年発表された2点の「ネコ家具」すべての実物を見ることができる展覧会「ネコ家具 EXPO!」が福岡と東京で開催。
福岡会場では抽選で5名にネコ家具が当たる企画が実施されるほか、職人による手仕事で作られた展示スペースや、伝統工芸の大川組子で作られてた看板など、家具職人ならではの見どころがあるイベントとなっています。
<ネコ家具 EXPO! 福岡会場>
日程:2018年10月6日(土)~8日(月・祝)
時間:9:00〜18:00
場所:第69回大川木工まつり会場内 大川産業会館2F
住所:福岡県大川市 大字酒見221-3
<ネコ家具 EXPO! 東京会場>
日時:2018年11月10日(土)9:30〜21:30
:2018年11月11日(日)9:30〜19:00
場所:代官山T-SITE GARDEN GALLERY
住所:東京都渋谷区猿楽町16-15
参考:大川の家具職人が本気で作った猫用のハイクオリティ家具「ネコ家具」
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