サンリオと松竹が歌舞伎の猫キャラ「かぶきにゃんたろう」を発表
キャラクタービジネスを手がけるサンリオが、歌舞伎をイメージした猫のキャラクター「かぶきにゃんたろう」を4月25日に発表しました。
サンリオの猫キャラクターと言えばハローキティが有名ですが、新たに発表されたのは、歌舞伎衣裳のたすきのような首輪を付けている三毛猫「かぶきにゃんたろう」。これは歌舞伎の興行をほぼ独占して行っている松竹と共同で開発されたキャラクターで、その目的はもちろん歌舞伎をPRすること。
キャラクターデザインを担当したのは、大きな耳とシナモンロールのような尻尾を持った白い子犬のキャラクターが主人公の「シナモロール」や、ウサギの女の子が主人公の「ウィッシュミーメル」など、サンリオの人気キャラクターデザインを手掛けた同社のデザイナー、奥村心雪さん。
キャラクター設定もしっかりしていて、にゃんたろうが歩くと首の鈴がコロコロ鳴るほか、背中の模様がハートマークになっているのがチャームポイントです。
そしてさらに「にゃんたろう」という名のとおり、このキャラクターはオス猫なのですが、ここでぴーん!と来た方は(三毛)猫マニア。
実は三毛猫のオスが生まれてくる確率は3万匹に1匹と言われるほど極端に少なく、そのため縁起が良いと言われることも多い猫。このことから幸運を呼ぶ猫キャラであることもうかがえます。
そんな「かぶきにゃんたろう」ですが、今後は松竹発のオリジナルキャラクターとして、歌舞伎関係のPRや販促活動に幅広く活用される予定で、将来的にはライセンシーを募って商品化をしていくことも検討しているとのこと。
先週、千葉県の幕張メッセで開催されたニコニコ超会議2017の松竹出展ブース、「超松竹NEO花街」では、早速かぶきにゃんたろうのキャラクターデザインがお披露目されたようですよ。
「歌舞伎×猫」の組み合わせで誰もが思い浮かぶキャラクターは今のところ存在しないのではないかと思いますので、新たな人気猫キャラクターとして定着するのかどうか今後が楽しみですね。
公式プロフィールによると、にゃんたろうは東京・銀座にある歌舞伎専用の劇場「歌舞伎座」にいる猫のようで、楽屋にひょっこり現れたり、稽古場をのぞいたり、歌舞伎の動きをこっそり練習することもあるのだとか。
鈴の音が聞こえたらその近くには、にゃんたろうがいるサインかもしれません。歌舞伎座に行く機会のある方は、耳を澄ましてみると何処かで鈴の音が聞こえるかも!?しれませんね。
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出典:sanrio.co.jp