顔がネコで、体はシシャモ。徳島県生まれの脱力系キャラクター「ししゃもねこ」の絵本が登場
徳島県生まれの脱力系キャラクター、「ししゃもねこ」の絵本が先月発売されました。
顔が猫で、体がシシャモ。
とてもユニークな見た目をした「ししゃもねこ」は、およげたいやきくんに憧れ、ウナギイヌがライバル、そして世界平和を夢見ている不思議なキャラクターです。
ゆるキャラよりも緩い「脱力系キャラ」としてソーシャルメディアなどでじわじわと人気が広がり、生まれ故郷の徳島県・北島町では、「きたじまブランド」としてブランド認定を受けたり、徳島北警察署の交通安全イメージキャラクターに採用されるなど、地域発のキャラとして愛されています。
その他にも、大仏の姿をした「鎌倉大仏ししゃもねこ」、背中にたこ焼きを乗せた「大阪たこ焼ししゃもねこ」、風林火山の旗と鎧を身にまとった「武田信玄ししゃもねこ」など、全国17都市でご当地ししゃもねこグッズが発売されるほど、全国に人気が広がりつつあります。
そんな「ししゃもねこ」の絵本、「ししゃもねこじょ:序」が11月29日に発売されました。
キャラの見た目通り、ゆるゆるなお話しなのかと思いきや、主人公の「ししゃもねこ」が日本中&世界中を幸せにするために活躍するという、癒やし系のファンタジーストーリーで、謎だらけな生物「ししゃもねこ」の正体が解き明かされるほか、世界平和への熱いメッセージも込められています。
タイトルの語尾に付いている「~じょ」とは、徳島県の方言で「~だよ」を表す言葉で、「ししゃもねこじょ」とは「ししゃもねこだよ」を意味しています。この方言は本文中でも多く出てきますが、読み進めるうちに言葉のリズムが心地よく感じられ、絵本からどこか懐かしい雰囲気を感じられる、そんな役割を果たしています。
この絵本の原作者は、絵本「小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。」の著者でもある原田剛さん。
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絵本デビュー2作目となる本書の内容は、ひとことで表すと「親子で話し合える絵本」。
そのため子供に読ませるだけでなく、子供に読み聞かせをしたり大人も読んだりして、親子で感想を話し合ってみるのにピッタリな絵本です。
また、猫好きな人が読んでも心が癒される一冊となっています。
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