地域猫活動を行う福島大学のねこサークル「ふくねこ」
福島県の福島大学に、猫たちとの共存を目指す「福島大学ねこサークル(ふくねこ)」というサークルがあります。
「ネコと学生の共生できる大学」をコンセプトに、2016年の4月に設立された同サークルは、30名ほどの学生たちが所属。
大学の敷地内で暮らしている猫を中心にTNR(Trap=野良猫を捕獲し、Neuter=避妊去勢手術をし、Return=元の場所に戻す)活動や健康管理を行い、学生の生活に悪影響にならないよう猫を管理するとともに、猫にとってもストレスなく学生と一緒に暮らせるように環境の整備やイベント活動などを行っています。
同サークルでは、今後も大学内の猫たちの去勢・避妊手術を積極的に実施し、ゆくゆくは猫小屋の建設などにも取り組む予定だとしています。
福島県における猫の収容数や殺処分数は、2014年時点でやや減少傾向にありますが、全国的には高い数値であり、引取られた猫が殺処分される割合も90%を超えている状況にあります。
<猫の譲渡・返還・殺処分数>
<猫の返還・譲渡・殺処分割合>参考:福島県における猫の引取・返還・譲渡・殺処分数
今回ご紹介した学生たちによる活動は、こうした福島県における猫を取り巻く環境を改善する一助になると期待されます。
なお、同サークルは任意団体で大学からの補助金は得ることができないため、猫の避妊・去勢手術費用は、大学祭で猫グッズを販売したり募金などによって資金の確保を目指すとしています。
出典:http://sentomasaru.wixsite.com/fukuneko 、twitter.com