愛猫と会話できる、機械学習型ペット対話サービス・AI PET(アイ ペット)

機械学習型ペット対話サービス「AI PET(アイ ペット)」のβ版が、iOSとAndroid向けに本日公開されました。

愛猫と会話できる、機械学習型ペット対話サービス・AI PET(アイ ペット)のβ版が公開

このサービスはインストールしたアプリにペットの名前や種別、年齢、性別、体型、性格、寂しがり屋度、人懐っこさ、好奇心、飽きっぽさ、忠誠度などを入力してからチャットをしていくと、その会話を学習して自分のペットならではの性格が仮想的に構築されていくというもの。

機械学習型ペット対話サービス「AI PET(アイ ペット)」の設定画面

これは、不動産賃貸建物の仲介を手がけるハウスコムを中心に、ITシステムやアプリの企画開発を行うビットエー、ビッグデータを元にしたAI(人工知能)による分析技術を持つデータセクションの3社が共同で開発を進めているサービスです。

開発の契機となったのは「顧客ユーザーとの継続的なエンゲージメント構築」に課題を持っていたハウスコム社による提唱で、同社がこれまでに不動産業を介して触れてきた、多くのユーザーのニーズとライフスタイルの中から「ペットとの時間」に着目。

AI(人工知能)を使った会話型エンジンを一般消費者に提供することで、ユーザーがチャット上での対話を通じてペットの仮想人格を形成することができ、その体験を通じてユーザーとの継続的なエンゲージメントを構築することを目的としています。

ペットを飼っている人であれば、「一度でいいから自分のペットと会話できたら良いのに・・」と感じたことがある方も多いのではないかと思いますが、そんな想いをテクノロジーによって疑似体験できるようにする試みですね。

飼い主と猫が会話しているイメージイラスト

では、どのようにペットの仮想人格が形成される仕組みなのでしょうか。具体的には、2種類の仕組みを使ったハイブリッド型となっています。

ひとつはアプリのチャット上でユーザーが入力した文章を解析して、その文章に含まれている意味と方向性を類推。その結果に対して何を返答すべきか?という基本構文を生成し、それを元にAIが文章として再生成。さらにその文章をペットの性格や年齢、種別などで決められた値に変化させて会話上で返答します。

機械学習型ペット対話サービス「AI PET(アイ ペット)」の対話仕様イメージ図

そしてもうひとつは、システムがデータの特徴を深いレベルで自動的に学習していくディープラーニング(深層学習)を用いて、ユーザーに返答する文章を直接生成しています。

ユーザーとの会話の中から10の感情(喜、怒、哀、怖、恥、好、厭、昂、安、驚)を類推して学習するほか、会話を通じて趣味や嗜好についても学習。チャットで話しかけていくことで仮想人格がさらに分岐していく仕組みになっており、話しかけるほど個性が備わっていきます。

試しにCatPress編集部がやってみたところ、最初はこんな感じの結果になりました。

機械学習型ペット対話サービス「AI PET(アイ ペット)」のチャット画面

話があまり噛み合っていない感じもありますが・・、自分の愛猫(ペット)だと思って話しかけていくと、徐々に会話から学習して、自分のペットならではの性格が仮想的にできあがっていくというわけです。なので初めは根気よく話しかけるのが大事なのかもしれませんね。

今回ご紹介した「AI PET(アイ ペット)」。現在はまだ開発途中のベータ版ということで、さらに精度を高めていくために一般公開された形となります。

今後は地域情報データベースと連携して、ユーザーに対して「○○公園に行こうよ」「新しいお店できたって知ってた?」などの発話をペットの人格を通じて発信させたり、住環境と人間をつなぐハブとしての活用ができるかなど、様々な実験が進められていく予定で、コンシェルジュサービスなどへの活用も検討されているようです。

ペットを飼っている人や飼ってみたい人は、試してみてはいかがでしょうか。

出典:prtimes.jp