猫の食事量や回数、間隔、食べてはいけないものなどについて解説

飼い猫に長生きをして欲しいという気持ちは、猫を飼っている人なら誰もが抱く思いです。そのために大切となってくるのが飼い主さんによる食事管理。猫には成長段階に応じた適正な食事量や回数などがあり、中には食べると危険な食品もあります。

このページでは猫の食事管理の必要性や、具体的な管理方法などについて解説していきます。

 


猫の食事管理はどうして大切なのか?

食事管理は飼い主さんだからこそきめ細やかに対処してあげられる、大切なお世話のひとつです。

猫を飼っていると美味しそうにオヤツを食べる姿が可愛くて、ついつい求められるがままに与えてしまうこともあるかもしれません。しかし、こうした生活を続けていると猫を肥満体型にさせてしまい糖尿病などの病気にかかりやすくなるほか、ストレスを与える原因にもなります。

肥満体型になると体を動かしづらくなるため、運動をしなくなる子も少なくありません。猫は狩猟本能を持ち合せたハンターでもあるので、思うように運動ができなかったり体が動かせなかったりすると大きなストレスを感じます。

だからこそ飼い主さんが食事を適切に管理してあげることは、猫の心身の健康を保つためにとても大切なことなのです。

 

猫の適正な食事量・回数・間隔とは?

1日に与える食事の量、回数、間隔は猫の年齢や状態に合わせて検討するようにしましょう。

<子猫期>
1歳になるまでの子猫期は体づくりが行われる大切な時期で運動量が多いため、キャットフードを多めに与えても肥満にはなりません。そのため、キャットフードのパッケージに記されている適正量を超えたとしても、飼い猫が求めるようであれば食べさせてあげてもよいでしょう。逆に食事量が少なくて栄養不足に陥らないように注意してあげる必要があります。

子猫は一度にたくさんの量を食べることができませんので、1日の食事を3~4回に分けて与えることがポイントです。また、食事の間隔は朝・昼・夜を目安にしてみると良いでしょう。

<成猫期>
成猫期は、子猫期よりもカロリーの消費が少なくなるので、肥満になりやすい時期だといえます。この時期になると、1日に与えるキャットフードはパッケージに記載されている量を守るようにします。
食事の回数は朝と夜の1日に2回にし、食事間隔は12時間空けると良いとされていますので(ただし置きエサはしない)、飼い主さんの都合も考えながらベストなあげ方を検討していきましょう。

<老猫期>
食欲が低下する老猫期は、一度に多くの食事量を口にできなくなる子も多いものです。こうした場合は、食事回数を1日3~4回に増やしてあげましょう。食事の間隔としては、子猫と同じく朝・昼・夜に与えるのがおすすめです。

パッケージに記載されている適正量が摂取できない場合は、ウェットフードや茹でたササミなどをトッピングするのもよいでしょう。また、老猫は咀嚼力が弱ってきているので、柔らかい食感の低カロリーフードを検討するのもよいでしょう。

<肥満猫>
すでに肥満体型になってしまった猫の場合は食事管理でダイエットをさせましょう。肥満猫の場合は、キャットフードのパッケージに記されている適正量を1日3~4回に分けて与えることがポイントです。
食事回数を増やせば、適正量のフードでもお腹が満たされやすくなります。こちらも食事間隔は、朝昼夜を目安にしましょう。

<妊娠中・授乳中>
妊娠中や授乳中の母猫には通常よりも多くのエネルギーを必要としているため、健康な子猫を産むため栄養がしっかりと補給できる高カロリーな食事を与えてあげる必要があります。食事量はパッケージに記載されている適正量を与えて回数は1日4回程度、間隔は朝・昼・夕・夜の4回を目安にしましょう。

なお、出産直後は一時的に必要となるカロリー量が減りますが、授乳中は妊娠中よりさらにエネルギーを必要とするため、高カロリーなフードを与えてあげましょう。

 

猫のお水のあげ方

猫はもともと砂漠のような乾燥地帯で暮らしていたため、飲む水の量が少ないという特徴があります。こうした特徴があるからこそ、おうちの中ではいつでも水が飲める環境を作ってあげましょう。

水飲み場は1箇所ではなく離れた場所に2~3箇所設置しておき、積極的に水を飲んでくれない場合はまたたび水を検討してみたり、沸騰させて水道水特有のニオイを飛ばしてみたりするのもよいかもしれません。なお、生後1ヶ月頃の子猫は水に興味を示さない場合が多いのでミルクを与えてあげましょう。

 

肥満にさせないための食事管理法

飼い猫を肥満体型にさせないためには置きエサをせず、1日の適正量をしっかりと守りながらキャットフードを与えていくことが大切です。

ドライフードにウェットフードなどをトッピングしたい場合は、通常の時よりもドライフードの量を減らしてカロリーを調節してあげましょう。また、オヤツは総合栄養食であるキャットフードよりもカロリーが高めにつくられているため、与えすぎると肥満体型を作る原因になってしまうため注意が必要です。

 

猫が食べてはいけないものは?

人間にとっては大丈夫なものでも、猫にとって有害なものを食べてしまうと体調を崩したり場合によっては重症化することもあります。特に以下の食品などは与えないように注意しましょう。

・ネギ科の植物(玉ねぎ、ネギ、ニラ、にんにくなど)
・チョコレート
・ココア
・アボカド
・青魚
・生のイカ
・生のタコ
・アワビ
・生卵
・ちくわなどの練り物
・レバー
・人間用の牛乳
・生の豚肉
・ちくわやかまぼこなどの練り物
・スルメ
・甘味類
・ぶどう・レーズン
・トウモロコシ
・香辛料
・アルコール類
・カフェイン(お茶、コーヒーなど)
・キシリトール成分配合のガム
・人間用の薬