猫に関する英単語や慣用句を収録した本「ねこたん」が発売
株式会社ジャパンタイムズから、猫に関する英単語や慣用句などを収録した書籍「ねこたん ねこの英単語」が発売されました。
引用:prtimes.jp
この本は猫の種類、体の模様、しぐさなど猫に関するさまざまな情報が網羅されていて、可愛い猫の写真を堪能しながら楽しく猫単語と猫フレーズが学べてしまうという優れもの。
他にも「イカ耳になる」「キジトラ」「箱座りする」「前足でもむ」「喉を鳴らす」「またたび」など、一般的な英単語の辞書ではあまりお目にかかれないような、高度な語彙も多く収録されているため、英語上級者の人にとっても新たな発見が期待できる一冊となっています。
フルカラー写真が満載で分かりやすい
本書は英単語などが300枚を超えるフルカラー写真の猫と共に収録されているのが大きな特徴です。
引用:prtimes.jp
英単語の本は中身が文字で埋め尽くされているものも多いですが、猫に関する用語を文字だけで説明されても意外と分かりづらいものです。
例えば猫の体の名称もそのひとつ。
動物には「マズル」と呼ばれる場所があり、鼻先から奥歯のあたりまでの口元全体のエリアを指すのですが、これを文字だけで説明されても人によっては範囲の解釈が変わってきそうですし、猫をまじまじと見たことがない人は奥歯の位置がどのあたりかピンときませんよね。そうした状態ではなかなか単語の意味を記憶しづらいものです。
しかし本書では、猫のフルカラー写真を使って説明されているので、このあたりが「マズル」なんだという事が、イメージで頭に入ってきやすい気がします。
また、猫の目の色も言葉では説明することが難しいもののひとつです。
例えば本書で出てくる5つの目色は、それぞれ以下のような日本語に訳されることが多いのですが、
green(グリーン) =緑色
hazel(ヘーゼル) = 淡褐色
gold(ゴールド) = 金色
copper(カッパー) = 銅色
kitten blue(ブルー) =青色
「ヘーゼル」や「カッパー」は日本語訳を見ても色のイメージがわかない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし写真で見せられるとスッと頭に入ってきやすいのではないかと思います。
この他にも、猫用語には単語が一般的に表す意味と、実際の見た目が違ったりすることがしばしばあります。
例えば「ロシアンブルー」という猫は「ブルー」という色が名前に入っていますが、見た目は青くありません。
Photo by petomorrow.jp
では何故ブルーと呼ぶのかと言うと、猫の毛色に関してブルーと表現する場合、青色ではなく銀灰色(銀色を帯びた灰色/シルバーグレー)を指すからなんですね。
このように、文字だけで猫を学ぼうとすると、曖昧なまま覚えてしまったり勘違いを起こしやすいので、写真と単語がセットになっているのはとても覚えやすいのではないかと思います。
猫好きさんなら猫の写真を見てるだけで楽しめますしね♪
発売:4月下旬より全国の書店にて順次発売
定価:1,404円(税込)
頁数:144ページ
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