猫でコロナ対策!触れずに押したり引っ掛けたりできるネコ型の非接触グッズ「ヒバタッチ」

新型コロナウイルスの感染経路として注意喚起されているのが接触感染。

接触感染のイメージ写真(電車の吊り革を掴もうとするシーン)
ウイルスが付着しているかも…

感染者がくしゃみや咳を押さえた手で周りの物に触れるとウイルスがつき、他の人がそこに触るとウイルスが手に付着。その手で口や鼻を触ることによって粘膜から感染する経路のことで、WHOによると新型コロナウイルスはボール紙では最大24時間、プラスチックの表面では最大72時間も生存するとされています。

そのためエレベーターのボタンやエスカレーターの手すり、電車のつり革など、不特定多数の人が触るものに触れないようにする非接触グッズが注目を集めていますが、今回新たに登場したのは「HIBATOUCH(ヒバタッチ)」というネコ型の可愛いアイテム。

ネコ型の非接触グッズ「HIBATOUCH(ヒバタッチ)」触れないニャンの製品イメージ
HIBATOUCH「触れないニャン」

鉄をネコの形にくり抜いて作られているこの製品は、握ったままネコの手の部分で「押す」、しっぽの部分で「引っ掛ける」といった動作を行うことが可能。

例えばエレベーターや自動販売機のボタンを押す、電車の手すりや吊り革に引っ掛けてつかまる、ドアノブに引っ掛けて扉を開けるなどの行為を直接触れずに行うことができます。

猫型の非接触グッズ「HIBATOUCH(ヒバタッチ)」でエレベーターのボタンを押すシーン
猫の手でタッチ
猫型の非接触グッズ「HIBATOUCH(ヒバタッチ)」をドアノブに引っ掛けてドアを開けるシーン
しっぽでドアを開けたり
猫型の非接触グッズ「HIBATOUCH(ヒバタッチ)」を手すりに引っ掛けてつかまるシーン
手すりにもつかまれるニャ

また、電気を通す素材で作られているためタッチパネルにも対応。

猫の腕には電導スポンジリングが装着されているので、画面に傷がつかないようにタブレットを操作したり、ATMなどのタッチパネルを押したりすることもできるようになっています。

猫型の非接触グッズ「HIBATOUCH(ヒバタッチ)」で触れずにタブレット端末を操作するシーン
タブレットも操作できる

この製品を発売したのは兵庫県の鉄工所、ヒロセエンジニアリングが展開する鉄製品ブランド「HIBANAS(ヒバナス)」。

尼崎市で40年ものづくりをしてきた熟練の職人たちによるオリジナルグッズ製作プロジェクトで、通常はスクラップとして捨てられてしまう鉄の端材を利用し、鉄板や焚き火台といったキャンプ用品を中心に商品を開発。

今回はシリーズ第5弾となる商品で、新型コロナウイルスの感染拡大を予防できるものを作れないかと考案したものなのだとか。

代表者の中塩屋さんによると、

感染症に対抗する手段として「stay at home(家にいよう)」という動きが広がっていますが、そんな中でも、どうしても出かけなければならない用事もあります。私自身も、小学校に入学したばかりの子供がおり、家に残して出かけられないため、週に一度の買い物、子供の病院などには一緒に出かけます。その時に、普段なら気にならなかった子供の行動(色々な所に触る、エレベーターのボタンを押したがる)に対して、「触らないで!!」と声を荒げてしまうことがありました。「触ってはダメ」ではなく遊び心のあるもので、そんな不安を解消できないかと思いこの商品が誕生しました。

そのため、子どもでも楽しく使えるように可愛らしいデザインとなっているほか、形成された製品は外部のメッキ工場で加工することにより見た目が美しく、鉄の角を丸くして手に馴染みやすくしていると言います。

このHIBATOUCH(ヒバタッチ)はネコ以外にも、サルをモチーフにしたデザインがラインナップ。

非接触グッズ「HIBATOUCH(ヒバタッチ)」のサル型バージョン「代わりにやるモン」
HIBATOUCH「代わりにやるモン」

価格はいずれも1個1,430円で同社のWEBサイト(hibanas.jp)にて販売されています。

<参考>
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画像提供:Hirose-engineering co.,ltd.

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