【神秘的】スマホのカメラで天使のような猫が撮影されてしまう!猫の頭上にいきなり現れた光の円、その正体とは?

天使の頭上に浮かんでいる光の輪。

猫の天使のイメージイラスト
正式名称は光輪(こうりん)

これは神聖な存在を示すためにオーラ(霊的な存在が発する光)を視覚化したもので、東洋でいえば仏像の体から射す後光のようなもの。輪っかの他に円盤や光線の形で表現されることもあり、一般的には絵やイラストで描かれることがほとんどです。

ところが、Xユーザーのねこのこと(@panwo_mogmog)さんが以前、スマートフォンで愛猫を撮影したところ、なんと頭上に光の円盤が出現。天使のような見た目の猫写真が撮れてしまったのです。

頭上に円盤状の光(レンズゴースト)が写り込んだ、天使の輪をつけたような猫の写真
猫ちゃんが天使に!?(提供:ねこのことさん)

猫は古代エジプトにおいて神の使いとして崇められていた神聖な生き物。ミステリアスな瞳に捉えどころのない表情は、人間から見るとただでさえ尊い存在ではありますが、その頭上に円盤が浮かんだ姿は神々しさが増していて、まさに天使のような佇まいです。

カメラアプリを起動している最中の画面に異変はなかったため、撮り終わった写真を見てから初めて「天使の輪」の存在に気づいた投稿主さん。その時の心境について「やっぱり猫って天使だったんだ…!」と振り返ってくれました。

それにしても一体なぜ猫ちゃんの頭上にいきなり円盤が現れたのでしょうか。天使のような写真が撮れたのはこの時のただ一度きりで、これ以前もこれ以降も再現できたことはないそうです。

その原因を調べてみると、これは「ゴースト」や「レンズゴースト」と呼ばれる現象と酷似していることが判明。カメラのレンズ内に強い光(例えば太陽や照明など)が入ると、それが内部で反射して緑や青い光の円になって写り込む現象のことで、スマホのカメラでも普通に起こりうるのだとか。

レンズゴーストのイメージ写真
「ゴースト」の参考イメージ

投稿主さんによると、撮影時は手前側で筒状のルームライトを点けていたとのことで、その光がたまたま猫ちゃんの頭上の位置に反射した…という可能性が高そうです。

一方、猫ちゃんの方は両手を揃えて神妙な顔つきで、頭上に輪っかが降りてくるのを知っていたかのような佇まいをしています。当時の状況について聞いてみると、この少し前に猫ちゃんが別の部屋で寝ていたため、投稿主さんは「起こすのも可哀想かな」と思いそっとしておくことにして、寝室で寝る準備をしていたのだそう。

すると、なんとなく視線を感じて振り返ると「寝るなら呼んでよね」と言わんばかりの表情で静かに佇んでいたのが写真の状況なのだそうで、猫ちゃん的には除け者にされたと感じた表情なのかもしれません。そして投稿主さんはこれ以降、寝る前には猫ちゃんに声をかけるようにしていると言います。

思わぬ形で天使の姿が撮れてしまった猫ちゃんの名前は茶虎丸(ちゃとらまる)くん。

猫の茶虎丸くん
2歳8ヶ月の男の子

普段はツンデレな性格で自分本位に振る舞っているけれど、家族のことを陰ながら支えている癒し系。実は投稿主さん自身、現在療養中の身で日中は横になっていることも多く、動けない自分を責めてしまうことが多かったそうなのですが、猫を見ていると「なんだ、私より猫のがよっぽど寝てるじゃん、何にもしてなくても可愛いし」と、のんびり休憩することを少しずつ肯定できるようになったと言います。

また、茶虎丸くんはびびりで警戒心強めな側面もある分、察知能力が敏感なのか、投稿主さんに元気がない時はいつもより優しく寄り添ってくれたり、疲れてしまう前にお昼寝に誘って体への負担を軽減してくれたりすることから、そういった部分でも救われていることを実感。いつもお世話をしているつもりな反面、お守りをされているようにも感じられる関係性なのだとか。

「癒しをたくさんもらっている分、大好きだよ~家に来てくれてありがとうね~って毎日頭を吸いながら愛を伝えてます」
(投稿主さん)

そんな投稿主さんがSNSのアカウントを開設したのは、暗かったり凄惨なニュースに心が負けないよう、猫の可愛い姿だけを眺めていられる場を作れたら…との思いがきっかけ。「愛猫への感謝を持ちつつ、みんなが心穏やかに幸せに暮らせることを願っている」と、茶虎丸くんの情報を発信している理由について明かしてくれました。

取材協力:ねこのこと(@panwo_mogmog)さん

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