今が見頃なのニャ〜!黒猫のようにも見える熱帯植物「ブラック・キャット」が開花中
まるで黒猫のようなユニークな形をした熱帯植物が神奈川県小田原市にある小田原フラワーガーデンで見頃を迎えています。
この植物の名前は「タッカ・シャントリエリ」。
葉の中心部にニョキッと生えている花が猫の目に、その背後に生えている葉っぱが猫の耳に、そしてピロ〜ンと垂れている未発達の花茎が猫のヒゲに見えることから「ブラック・キャット」とも呼ばれる東南アジア原産の植物で、開花する花の数や位置によってはさらに猫っぽく見える外観になることも。
学名 :Tacca chantrieri.
科属名:ヤマノイモ科
自生地:インド北東部 東南アジアなど
また、コウモリや悪魔のようにも見えることから、「バットフラワー」や「デビルフラワー」などと呼ばれることもあります。
このブラック・キャットが現在見頃を迎えているのは、1995年に小田原市にオープンした、一年中花とみどりを楽しめる植物公園「小田原フラワーガーデン」。
園内では関東最大級の約200品種480本の梅が咲き誇る「渓流の梅園」、150品種350本のバラが春と秋に楽しめる「バラ園」、約180品種1000株の「ハナショウブ池」など、四季を通じてさまざまな花を観賞することができます。
中でも、ゴミ焼却施設の余熱を利用したメイン施設の「トロピカルドーム温室」では、南国ムードを楽しめる約200種類の熱帯・亜熱帯の花木、果樹などを植栽。
温室内には黒猫のように見える「ブラック・キャット」も生長していて、同施設によると、2019年の今年は現在開花しているものを含め6つの花が付いていることから、例年以上に見応えのあるブラックキャットが7月中旬~8月上旬ごろまで楽しめそうな状況なのだとか。
また、ブラック・キャットの開花中は付近にオリジナルのフォトプロップスが複数設置されていて、来場者は黒猫気分に浸りながら一緒に記念撮影を楽しむことができます。
その他にもトロピカルドーム温室では、中学生以下の子供限定で参加できるコットンキャンディー作りなど、夏休みに楽しめそうな企画を開催中。
熱帯植物が生い茂る温室内を探検しながら問題を解く、同施設オリジナルのセルフガイド式体験プログラム「アロア・ワッド探検隊」では、熱帯植物「ヘリコニア・ロストラータ」をテーマにした夏休み限定のミッションが期間限定で開催されています。
■コットンキャンディー作り(各日先着70名)
■アロア・ワッド探検隊 限定ミッション
期間:2019年7月13日(土)~9月1日(日)
曜日:土・日・祝日限定
時間:9:30~16:30
料金:無料(要入館料)
■トロピカルドーム温室
料金:大人200円、小中学生100円
開園:9:00~17:00(入園は16:30まで)
※小田原フラワーガーデンへの入園および駐車場は無料
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