獣医師によるペット商品評価サイト「Vet’s Eye(ベッツアイ)」

動物医療関連のサービスを手がけるZpeer(ズピア)が2018年3月30日、猫や犬などペットの飼い主さんに向けたサイト「Vet’s Eye(ベッツアイ)」の提供を開始しました。

Vet’s Eye(ベッツアイ)のPCサイト&スマホサイトイメージ

Zpeerとは、ペットの飼い主さんにとってはご存じない方も多いのではないかと思いますが、ペットに携わる獣医師の約6割(約8000名)が利用しているコミュニティサイト「Vetpeer(ベットピア)」の提供をはじめ、動物医療関連企業が獣医師に対して行う市場調査や商品プロモーションなどのマーケティング支援を手掛けている企業です。

今回公開されたペットの飼い主向け情報サービス「Vet’s Eye(ベッツアイ)」は、こうした獣医師向けのネットワークや動物医療の知識、経験などを元に提供されるもので、そのコンテンツ内容は「獣医師評価サービス」と「100オピニオン」の2つ。

 


獣医師評価サービス

フードや医療用具、飼育器具、サプリメントなどのペット製品を獣医師さんが実際に使ってみたり、詳細なレポートを閲覧したうえで公平に評価した結果をサイト上に公開するコンテンツです。

評価された製品には「獣医師の●%が推薦」という形でパーセンテージを記載した評価ロゴが掲載されるため、ペットの飼い主さんにとっては製品ごとに専門家の推奨度合いを把握することができます。

獣医師評価サービス by Vet’s Eye(ベッツアイ)

一方、獣医師の評価を受けた製品の提供会社は使用料を支払うことで、上記のような評価ロゴを自社の商品パッケージやチラシなどで使用することができる仕組みとなっています。

 

100オピニオン

こちらはペットの飼い主さんが普段悩んでいることや疑問に感じていることに対して、100名の獣医師による意見を公開するというコンテンツです。

飼い主さんが疑問に思っていることに対する専門家の回答は、必ずしも一律というわけではなく、獣医師さんによって意見が異なることも少なくありません。

例えばペットが急病になってしまい動物病院に連れて行くという時、飼い主さんにとってはどんな準備をすればスムーズな診察に繋がるのかを考える余裕はなかなかありませんが、100名の獣医師による回答を集計してみると、「発症から時間が経ちすぎている」「いつから具合が悪くなったのか、何を食べたのかを覚えていない」などの理由により困ることが多いという傾向が見えてきます。

100オピニオン by Vet’s Eye(ベッツアイ)

ペットの飼い主さんはこうした情報を事前に把握しておくことで、愛猫・愛犬の正確な診察と早期治療に繋がることが期待されます。

サイトのトップページでは双方のコンテンツがひとつのタイムラインのように表示されていますが、PCサイトの場合は左にあるメニューから、スマホの場合は右上のアイコンから表示したいコンテンツを絞ることができます。

Vet’s Eye(ベッツアイ)のPCサイト

Vet’s Eye(ベッツアイ)のスマホサイト

ちなみにサイト名である「Vet’s Eye(ベッツアイ)」の「Vet」とは、英語で獣医師を意味する「Veterinarian(ヴェタリナリアン)」の略で獣医療分野で使われている言葉。

つまり、「Vet’s Eye」とは「獣医師の目」という意味で、専門家である獣医師の目によって評価された情報を飼い主さんに届けることで、猫や犬たちの健康や幸せにつながる、という思いがサイトのコンセプトにあるのだとか。

確かにペット向けの商品は素人には評価判断が難しいですし、かかりつけの獣医師さんに質問するほどではないけれど気になっていることや、セカンドオピニオン的な視点でアドバイスをもらえる専門家が身近にいないというケースもあるでしょう。そのような場合には参考になる情報を得られるかもしれません。

本記事の執筆時点ではまだそこまで多くの情報が掲載されている訳ではありませんが、今後、獣医師の方による評価や回答などが充実してくることを期待したいですね。

(C) Zpeer Inc./prtimes.jp

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