冬に多い事故から猫を救う「猫バンバン」プロジェクトに注目!
本日、日産自動車が「#猫バンバン」というプロジェクトを開始しました。「#猫バンバン」とは、特設サイトの説明によると「車に乗る前にボンネットを軽くたたき、猫がいないか確認するアクション」のことだそうです。
なぜ車をバンバンするのか?
猫がエンジンルームの中に潜んでいる状態でエンジンをかけて発車すると、猫がエンジンベルトやタイヤに巻き込まれたりエンジンルームの高熱にやられたりして、猫にとっても運転手にとっても悲劇的なことになってしまいます。そのようなことにならないために、エンジンをかける前に車のボンネットをバンバンと叩いてやると、猫はびっくりしてエンジンルームから逃げ出してくれることが多いのです。
なぜ猫はエンジンルームに入るのか?
外で暮らす猫にとって車のエンジンルームは身を隠したり寒さをしのぐのにもってこいの場所です。エンジンルームの中にいれば人目につくことはほとんどありませんし、猫はそもそも狭くて暗いところに潜るのが大好きですよね。また、冬は外で暮らしている猫でも堪えるほど気温が下がることがありますので、冬になると特にエンジンルームの中に潜り込んでしまう猫が多いのです。
日産自動車が提案した「#猫バンバン」とは、そうしたことによる事故が起こるのを防ぐための啓蒙活動ということですね。実際、こうした事故によりJAFが出動することもあるそうです。
実は、こうした事故に対する注意喚起は、これまでにも企業や団体によって行われてきました。
JAFによる呼びかけ
朝晩涼しくなりましたネ。ネコがエンジンルームに入りたがる季節です。エンジンをかけた途端!パニクッてベルトなどの回転部分に巻き込まれてしまいます。近所にネコが多かったら乗る前にボンネットをパンパンしましょう!!
— JAF (@jaf_jp) 2013, 10月 31
命を守ろう!ボンネットコンコンキャンペーン
【命を守ろう!ボンネットコンコンキャンペーン】「日本自動車連盟 JAF」様が呼びかけられておりましたが(http://rocketnews24.com/2013/11/02/384040/)寒くなり、エンジンルームにどうぶつが巻き込まれる…
Posted by Clover on 2013年11月10日
しかし、影響力の大きい自動車会社が自発的にこのようなアクションを起こすのはとても良いことですね。身近に車をバンバンしている人を見かけて「#猫バンバン」のことを思い出したら、ぜひ自身もやってみましょう!
ちなみにこちらは「#猫バンバン」の公式キャラクター。
このキャラクターはマグネット式のステッカーにもなっていて、ウェブから申し込むと100名に抽選で当たるそうです。車に貼ることで「猫バンバン」を広めることにも一役買いそうですね。
Facebook、Twitter、Instagramなどソーシャルメディアで共有する場合のハッシュタグは「#猫バンバン」で広めましょう!
※2016年2月18日追記
日産自動車より#猫バンバン プロジェクトムービーが公開されました。