アサヒカメラ12月号は岩合さんが撮影した猫カレンダーや野生動物を収録
本日11月20日に発売された雑誌・アサヒカメラの2017年12月号は、動物写真家・岩合光昭さんが撮影した猫のカレンダーが特別付録として付いてきます。
アサヒカメラは1926年(大正15年)に創刊されたカメラ・写真に関する雑誌で、近年は毎年12月に発売される1月号に「猫カレンダー」を特別付録として付けるのが慣例。15回目となる昨年からは12月号に付属しています。
今年も雑誌の表紙と付録のカレンダーには、岩合さんが撮影した猫の写真が使われているほか、巻頭グラビアでは岩合さんが撮影した野生動物たちの写真が16ページに渡って掲載されており、イワゴーファンには見どころたっぷりの内容となっています。
【特別付録】岩合光昭カレンダー「猫にまた旅2018」
カレンダーの表紙を飾るのはイタリア、チンクエ・テッレのネコ。岩合さんがネコを探して家々が立ち並ぶ路地の急な階段を上っていたら、窓が開いて登場したニャンコなのだとか。
カレンダーでは、イタリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モルドバ、カナダ、ギリシャ、スリランカ、香港を舞台に岩合さんが撮影した、さまざまな猫たちの表情を楽しむことができます。ちなみに今回のカレンダーでは、初めて岩合さんの手書き文字を採用しているのだそうで、意外にもかわいい字を書かれるそうですよ。
第一特集「自然・動物と向き合う」
全97ページにわたる総力特集では世界の秘境から身近な動物まで、「自然・動物と向き合う」をテーマにした写真を掲載。特に巻頭グラビアでは、岩合光昭さんが撮影した「地球最後の秘境」南米パンタナールの野生動物たちの写真が16ページに渡って掲載されています。
今月10日、フジテレビ系の番組「モノシリーのとっておき すんごい人がやってくる!」に岩合さんが出演した時の写真も収録。
水中で牙を向くワニや、そのワニをジャガーが仕留めた写真、癒しのカピバラが見せる奇妙な表情など、世界中を飛び回ってさまざまな野生動物を撮影し続けてきた岩合さんだから撮れる写真の数々を見ることができます。
写真好きのための法律&マナー
大好評のシリーズ企画・写真好きのための法律&マナーでは、「写真の無断使用”被害と交渉”の現実」をテーマに、写真を無断で写真集に使われて100万円の賠償金を得た動物写真家、企業の宣伝サイトなどに無断使用されたウエディングフォトグラファー、インスタグラムの写真を無断使用されたイラストレーターが登場。
無断で写真を使用した相手にどのように交渉して使用料を回収したのか、詳しい経緯などを明かしています。
今回の取材では、SNSに気軽に投稿しがちなランチや建物などの写真が無断使用されやすいという現実が判明。
苦労して撮影した絶景ポイントの写真であろうとインスタグラムに投稿した気軽な写真であろうと、すべての写真には等しく著作権があり、手続き次第では写真1枚で数万円の収入を得られる可能性もあるのだとか。インスタグラマーも必見の特集内容となっています。
収録内容(一部)
■総力特集 – 自然・動物と向き合う
・岩合光昭「世界最大の湿原 ブラジル・パンタナール」
・清水哲朗「Anchin」
・中村征夫「極夜」
・宮崎 学が語る「田淵行男賞とネイチャー写真」
・写真家・山口大志を育てた西表、亜熱帯ジャングルの島
・久保敬親「冬を生きる」
・山本純一「Winter Gift 冬の贈り物」
・澤井俊彦 ツキノワグマ――接近遭遇という撮影法
・小澤忠恭「ROOTS 日本の原景 日光・出羽三山・沖縄」
・野村恵子 自然を撮ることとは
・渡邉智之 散歩道に潜む野生を追う
・金子裕昭 都会に暮らすオオタカ
・熊切大輔 「東京動物園」
・小原 玲 ミラーレスカメラは動物撮影の救世主だ
■写真好きのための法律&マナー 第9回
・写真集、企業、SNS、まとめサイト…証言でつづる交渉の舞台裏
・写真の無断使用「被害と交渉」の現実 吉川明子/編集部
■Special Feature Photograph
・石内 都 Things Left Behind ひろしま
・河野英喜 内なる化身、それが写真
・小野 啓 暗闇から手をのばせ
・山本雅紀 我が家
■連載
・アサヒカメラの90年[終] 鳥原 学
・三好和義の直伝 楽園写真術[終]
・木村伊兵衛の傑作が生まれる瞬間[7] 田沼武能
・岩合光昭の動物っていいなぁ[36]
・シーナの写真日記[297] 椎名 誠
・梅佳代もこの一枚[60]
・虫の肖像[84] 海野和男
・大西みつぐの魅せる写真、活きる写真[終]
・物欲作家のふらり旅(吞み)日記[8] 相場英雄
・櫻井 寛のぞっこん鉄道 麗しき名列車[48]
・赤城耕一の銀塩カメラ放蕩記[45]
岩合さんが同誌で手掛けている連載「岩合光昭の動物っていいなぁ」も収録されています。
出典:prtimes.jp