食卓の半分を占拠するビッグボディな猫ちゃん!人間の食事中でも猫をどかさない理由とは?飼い主の獣医さんに聞いてみた

猫と人間がひとつ屋根の下で共生していくためには、互いが快適に過ごせるように配慮し合える関係が理想的。しかし、人間が猫に気を使うことはあっても、猫の方は人間に気を使ってくれない……というのが現実です。

メインクーンのポン次郎くんは、細かいことは気にしないマイペースな性格の持ち主。人間がダイニングテーブルで食事をしていても、半分くらいのスペースを占領してしまうことがしばしばあるそうです。

食卓の半分を占拠して寝転ぶ猫のメインクーン
実際の写真(提供:飼い主さん)

テーブルに敷かれたランチョンマットの上には、美味しそうなスモークチキンが並べられていて、ちょっぴり早いクリスマスのような雰囲気が漂っていますが、その横にででーんと寝そべっているのがポン次郎くん。

もともとメインクーンはがっちりした骨格と分厚い被毛を持っていて、オス猫は体重が10kgになる個体もいるほど大型の猫種。

そのビッグボディを投げ出すように横たえた姿は圧巻で、テールブルからはみ出しそうなほど大きな存在感を放っているほか、モフモフとした毛並みは食器に少し入りかけているような状況。食事中に寝返りを打たれてしまったらどうなってしまうのか、想像するだけでもドキドキしてしまう光景です。

仰向けになって眠るメインクーンのポン次郎くん
かなり巨漢なポン次郎くん

このような場合、先に食卓の上に乗っていたのが料理なのか猫なのか、その答えによってどちらに分があるか変わってくるところですが、飼い主さんの話によると、ランチョンマットや食器などを置いて食事の準備をしている最中に、いつの間にか猫が乗っていたのだそうで、先にテーブルを使おうとしていたのは人間の方だった様子。後からやってきた猫が半分もスペースを占拠してしまうのは、相手にふてぶてしい印象を与えかねません。

しかし、猫ちゃんが食事中にダイニングテーブルで寝転んでいるのは珍しくないのだそうで、平均すると週に1〜2回くらい。飼い主さんもその行為を迷惑に感じていることはなく、猫ちゃんが食事を邪魔しにやって来たというよりは、「ちょっとお邪魔しますね」と控えめにやって来たように感じているのだと言います。

それにしてもお家の中には他にもゆったりとくつろげる場所がたくさんあるはず。なぜ食器が密集しているようなスペースにわざわざ入り込んできたのでしょうか。

飼い主さんに聞いてみると「人(飼い主)のことが好きですし、人と猫(自分)が違う生き物だとは感じていないのでしょう。そのため、人と顔が近くなる食卓の上に乗ってくるのではないかと思っています。」と回答。側にいたいという思いからくる行動だと考えると何とも微笑ましい光景ですね。

この後、猫ちゃんは30分くらいダイニングテーブルの上で寝て過ごすと、飼い主さんの近くにいれて満足したのか、隣りにあるソファに降りてそちらで寝ることにしたのだそう。一方、飼い主さん家族もテーブルの半分を占める猫ちゃんに臆することなく食事を完食。すぐ隣で寝そべっていることによる食べづらさは感じなかったそうで、飼い主さんのお家では特段の理由がない限り、食事中でも猫ちゃんを自由に食卓に上らせているのだとか。

食事中のダイニングテーブルに居座る大型猫のメインクーン
ランチョンマットにはみ出すことも…

「汁物などがあるときには、尻尾がつかると困るので、そのようときにはソファーに移動してもらいますが、飼い主が食卓で食事をするのは猫にとって関係のないことで、人の習慣を押し付けるのも身勝手だと思っています。よほど食事がしづらいとき以外はそのままにしています。」

これこそが猫と共生する人間に求められる心構えなのかもしれませんね。

ポン次郎くんは現在14歳と猫にとっては高齢の部類。普段は人の側で寝て過ごしていることが多いけれど、日向ぼっこするするのも大好きで、毎日家の外に出してとおねだりしてくるのだそう。

飼い主さんのベッドで眠る大型猫のメインクーン
パパの寝床も好き

今回インタビューに応じてくれた飼い主さんは、長年動物病院やペットフードメーカーで勤めていた獣医師で、自宅ではポン次郎くんの他にもう1匹の猫を飼っている愛猫家。

猫のどのような部分に惹かれているのか聞いてみると「人の想像の斜め上の行動をしてくれるところに、何とも言えない魅力を感じています。」と回答。また、愛猫の存在については「長年一緒にいる無二の相棒という感じです。飼い主のことを心から信頼してくれているのが感じられて、いつも気持ちが和みます。」と心温まるメッセージを寄せてくれました。

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取材協力:原田洋志@獣医師のペットフード講座(@petfood_vet)さん

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