参加費は無料、北九州の猫島「藍島」でドローンの空撮ツアーが開催

福岡県の北九州市にある猫島「藍島(あいのしま)」で2月2日(土)、遠隔操作で飛行する小型の無人航空機・ドローンを使った空撮ツアーが開催されます。

ドローンを使って離島を空撮するイメージ

福岡の猫島といえば玄界灘に浮かぶ相島(あいのしま)が世界的にも有名ですが、その北東・響灘に浮かぶ藍島(あいのしま)も知る人ぞ知る猫島。

1周約13km、人口は250名ほどの小さな島で、漁船をネズミによる被害から守るため猫を大切にしていたことからピーク時には200匹ほどまで頭数が膨れ上がりましたが、2014年頃には野良猫を捕獲し(=Trap)、避妊去勢手術を施し(=Neuter)、元の場所に戻す(=Return)TNR活動を実施。

現在は不妊・去勢手術済みの猫であることを示す耳がV字カットの「さくらねこ」が50匹ほど暮らしています。

北九州の猫島・藍島の漁港にたたずむ猫

北九州の猫島・藍島の猫

そんな猫を目当てにした人や、釣り人が訪れるのんびりとした藍島でこの度、ドローンを使った「北九州市藍島空撮ツアー」が開催。

近年では点検や調査、配送、警備、農業、報道、スポーツなど、さまざまな分野で活用が進んでいるドローンですが、その一方で、日本国内では無許可に他人が所有する土地の上空でドローンを飛ばすことは、民法上グレーなままなのだとか。

そうした課題を解消すべく誕生したのが、ドローンユーザーと土地所有者をマッチングして空の使用権を売買する「sora:share(ソラシェア)」というサービス。

、ドローンユーザーと土地所有者をマッチングするsora:share(ソラシェア)
(C) sora:share


 

今回行われる空撮ツアーはその「sora:share」と、北九州市を拠点に置き日本全国を対象にドローン空撮事業を展開する赤堀ドローン空撮事務所との共催によって行われるイベントで、当日は朝10時頃にJR小倉駅近くの船乗場に集合し、渡船に乗って藍島へ。

島内ではドローンエバンジェリストである赤堀純一氏が藍島の空撮スポットを紹介。場所の移動や休憩などを交えながら、計4回のフライトが予定されています。

北九州市藍島空撮ツアーのイメージ写真

定員は20名で主に空撮用のドローンを持っている人が参加対象となりますが、ドローンの空撮現場を覗いてみたいという人でもOK。ドローンを持参せずに操縦体験を希望する場合は、通常1フライト(10分間)につき1,000円必要となりますが、今回は特別に無料で体験することができます。

空撮ツアーの参加料金は無料ですが、小倉~藍島間の渡船運賃は各自で負担。参加申込はFacebookのイベントページまたはメールにて行うことができます。

YouTubeでは昨年の12月30日に藍島で行われた空撮ツアーの映像が公開されていますので、興味のある人はチェックしてみては。


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