新品の猫ベッドを使うまでにかかった時間は…なんと1年!愛猫の急な心変わりに「なんで今さら?」と飼い主さんも困惑気味
猫は気分屋で人間の思い通りにならないことが多い動物。せっかく猫用品を買ってきたのに、一度も使ってくれなかった…というのはよくあることです。
そういったアイテムは売るか譲るかお蔵入りになるか。いずれにせよ近いうちに眼の前から消えていく運命にありますが、もしかすると放置期間を長くすることで思わぬ展開が待っているかもしれません。
白猫のもんちゃんと暮らしている飼い主さんは、つい先日、以前購入した猫ベッドが初めて使われる姿を目撃したと言います。
真っ白な猫用ベッドで気持ちよさそうにくつろいでいる白猫のもんちゃん。美しいホワイトカラーの被毛がベッドと一体化した姿はとってもお似合いで、以前から愛用しているかのようなくつろぎっぷりです。
飼い主さんがこの猫ベッドを買ったのは今から1年ほど前のことで、もんちゃんがお家で気に入っているベッドに似ていたことから買い足すことに。
ところがもんちゃんは、お部屋に置かれた新しい猫ベッドに見向きもせず完全スルー。飼い主さんは何度かもんちゃんを抱き上げて、ベッドに寝かせてみたりしたものの「足を踏み入れることすら嫌!」と抵抗して逃げ出すばかり。猫あるあるとは言え、愛猫が使っている姿を想像しながら購入した飼い主さんの気持ちを考えると、やるせないものがあります。
そうして、ベッドを放置したまま1年が過ぎた頃。飼い主さんが朝起きてもんちゃんを探していると、白い猫ベッドの中で寝ている姿を発見。残念ながら入る瞬間を見ることはできなかったそうですが、この光景を見て「なんで今更!?と、捨てなくてよかった〜」という気持ちが沸き起こったという飼い主さん。
頑なに拒み続けたこの1年は何だったのか考えさせられると同時に、猫はいつ気が変わるのか分からない動物であることを再認識させられるエピソードでもあります。
この猫ベッドを使ってくれるまで1年かかりました#猫 #白猫 pic.twitter.com/sieqnES5K3
— もん (@monchan_59) February 1, 2024
この後、もんちゃんは2〜3時間ほど新しいベッドで爆睡したそうで、かなり居心地が良かった様子。その日以降も朝になるとよくここで寝ていることから「もんちゃんは一度気に入ったらブームが続くので、しばらく使ってくれそうです。」と、1年前の善行が報われた形となった飼い主さんは、嬉しそうに語ってくれました。
白猫のもんちゃんは、めちゃくちゃ甘えん坊な性格で、人間のいる部屋でくつろぐのが大好き。逆に構ってくれないと嫌がらせで破壊神になってしまうことから注意が必要な一面も。お家の中では窓辺に陣取って通行人や鳥、飛んでいく葉っぱなどを監視しながら過ごしているのだとか。
今のお家にやってきたのは2020年6月のこと。その頃から猫と一緒に暮らしたいと思っていた飼い主さん。そこへ旦那さんの実家の庭先に妊娠中の母猫が住みついたという知らせが届いたと言います。
そこで生まれた子猫の1匹がもんちゃん。
当時の心境について「このタイミングで猫たちと出会うなんて運命だ!と思いました。」と振り返る飼い主さん。生まれて1ヶ月半ほど様子を見たのち保護して家族として迎え入れることに。
一方、母猫はそのまま実家の子に、他の子猫もそれぞれ保護されて新しいお家を見つけて幸せに暮らしているのだそう。
運命のような出会いを果たしたもんちゃんは、飼い主さんにとって特別な存在で、「ぬいぐるみのようでもあり、大黒柱のように我が家の中心でもあるかけがえのない存在です。猫と暮らした経験がなくて当初は不安もありましたが、そんなもの吹き飛ぶくらい日々可愛さのレベルが上がっています。」と充実した猫ライフを送っていることを明かしてくれたほか、「良い意味で勝手に猫ファーストの生活を強いられる、不思議な吸引力のある生き物だと感じています。」と猫と暮らす魅力についても語ってくれました。
取材協力:もん(@monchan_59)さん