ねこの生き方とアドラー心理学はほぼ同じだった…ッ!新刊「ニャンと簡単に身につく!心が休まるアドラー心理学」
アドラー心理学にネコとの共通点を見出し、その解説と実践方法をまとめた書籍「ニャンと簡単に身につく! 心が休まるアドラー心理学」が刊行されました。
アドラー心理学は、オーストリア出身の心理学者「アルフレッド・アドラー」が構築した心理学で、人間の行動や感情は「原因」ではなく「目的」によって創り出されることを提唱した理論。
日本では2013年に入門書となる「嫌われる勇気」が出版されて以来、ビジネス書や自己啓発本として注目を集め、世界中で350万部を越えるベストセラーを記録。その方法論は「自己勇気づけ」「アファメーション」「共同体感覚」などのキーワード共に様々な識者やメディアによって語られてきましたが、流行っているのは知っていたけれど難しそうなので敬遠してきた…という人も多いのでは。
本書はこれまで「アドラー心理学」を見聞きしながらも実践できなかった人々を対象に、誰でも生活に取り入れられるメソッドとしてまとめた書籍で、獣医師でアドラー心理学会認定カウンセラーの宿南章(しゅくなみあきら)氏が執筆。
氏によると「アドラー心理学」と「ねこの生き方」は、ほぼ同じであることを発見。
アドラー心理学の本質をざっくり、やさしく捉えると「ネコみたいに考えた方が、人間関係も、自分の性格や悩みも、仕事も、恋愛や結婚も、未来のことも、今よりもっとうまくいくよ、しあわせになれるよ」というメッセージなのだとか。
そんな著者がストレスを溜めがちな人に向けて「ねこみたいに振る舞うことで、アドラー心理学が自然に実践できる考え方」を伝授。本書を読むことで主に2つの効用があるとしています。
①かわいいねこの写真で、心のコリをとる。ねこのイメージを膨らませる
②ねこの生き方とアドラー心理学の類似性を知る
③ねこみたいにふるまう
⇒「心がラクになり、周囲の人とうまくいくようになる」
①かわいいねこの写真を眺める
②ねこの生き方・飼い方・コミュニケーションの仕方・進化の歴史を知る
⇒「ねこととにかく仲よくなれる」「生涯のパートナーねこと出会える」
要約すると「猫の写真を見て猫らしい考え方を身につけることで、今よりももっと上手くいくよ」という趣旨のようです。ニャルほどそれはシンプルですね。
また、本書にはかわいい猫たちのカラー写真もたくさん収録。
当サイトの読者であればどこかで見たことがある猫ちゃんかも…!?と感じた方もいるのでは。
実は本書に出てくる猫の写真を提供しているのは、累計58万人以上の観客を動員している猫のグループ写真展&物販展「ねこ休み展」でも写真作品を出展している「Riepoyonn(たむらりえ)」さん。
多くの愛猫家を虜にしている人気ネコの写真を眺めながら読み進めていくというアプローチは、ネコ好きな人にとってはピッタリな読書法。
アドラー心理学と聞くとなんだか難しそうだけど、とにかく猫が好き!という人であれば、ネコをきっかけに興味や理解が深まるかもしれませんね。
著者:宿南章(獣医・アドラー心理学会認定カウンセラー)
価格:1,350円+税
判型:四六判並製/192ページ/カラー写真満載
(C) Bunkyosha Co., Ltd.