猫ふっくら炊きあがりました!炊飯器の中で寝るのが大好きな猫ちゃん、居心地が良すぎて2時間も眠ってしまう

人間が心地よいと感じる場所に個人差があるように、猫が快適にくつろげると感じる場所も千差万別。時には「あえてそこを選ぶ?」と頭をかしげたくなるような所でくつろいでいることもあります。

三毛猫の「むぎ」ちゃんも、普通の猫ではあり得ないような場所で眠ってしまう女の子。それは炊飯器の中です。

炊飯器の中で気持ちよさそうに眠る三毛猫のむぎちゃん
ふっくら炊き上げた猫?(写真提供:飼い主さん)

炊飯器は言わずもがな、お米を炊く調理器具。

最近はお米の種類によって炊き方を変えられたり低温調理ができたりと、多機能化が進んでいますが、さすがに猫の居心地の良さを考えて設計された炊飯器はまだ登場していません。

しかし、むぎちゃんが眠っている姿を見ると、ややキツそうでありながらも体の大きさにフィットしていて、狭いところが好きな猫にとっては却って収まり具合が良いように見えます。また、お釜の縁が顔を乗せて寝るのにちょうどピッタリな高さになっていて、人間の視点ではなかなか気づけない炊飯器のポテンシャルの高さを感じさせるワンシーンです。

炊飯器の中で熟睡する猫
エアコンの風も当たる快適スポット

一般的に炊飯器を使っていない時はフタを閉めておくものですが、飼い主さんのお家では開けっ放しにしておくのが基本スタイル。というのも、フタが閉まっている状態で猫が上に乗ると、開けるボタンを押してしまうことがあるのだそう。そのため、猫ちゃんにとっては手頃な穴がポッカリ空いて自分を待っているも同然のような状態で、引き寄せられるように入り込んでいくのだとか。

この日も、猫ちゃんは炊飯器の中に入ったまま2時間ほど熟睡。たっぷり寝て満足したのか、その後は、むくっと起きて伸びをしてからご飯を食べ始めたと言います。

むぎちゃんは現在3歳の女の子。

お家での過ごし方は食べて、寝て、遊んだりと至って普通だけれど、何をするにも面白い個性を持っている猫ちゃんなのだそうで、炊飯器の中を寝床にしてしまうのもその一例。性格は意外にも破天荒なのだとか。

炊飯器の上にがに股で立ち上がる猫
こんなワイルドな一面も

飼い主さんのお家にやってきたのは、まだ生後1週間くらいしか経っていない赤ちゃんの頃でした。

「もともとは友達の家のガレージにいるところを発見された猫で、母猫が戻って来なくなったことから友達が保護したのですが、家に犬がいて飼えないためどうすればいいのかと連絡がありました。私が迎えに行けばこの生命は助かる…と思い、すぐに引取りに行きました。」

お家の中には他にも3匹の猫が一緒に暮らしていて、炊飯器の中に入って遊んだりくつろいだりすることはあるそうですが、寝床として使っているのはむぎちゃんだけ。SNSには自由気ままにのびのびと暮らしている猫たちの日常が公開されています。

炊飯器の中でくつろぎながら視線を向ける猫
炊飯器入ってる?

4匹の猫に囲まれて充実した猫ライフを送っているように見える飼い主さん。

愛猫たちに対しての思いを聞いてみると「猫はとにかく癒しです。見て可愛い、触って癒され、猫のいない生活はもう考えられません。」と、自身にとってかけがえのないパートナーであることを明かしてくれました。

取材協力:にゃん報~自由気ままにポスト中~(@nyanpou2)さん

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