世界最小級の野生ネコ「スナネコ」の赤ちゃんが一挙に4頭も誕生!全員並んだ可愛い写真も公開

兵庫県にある動物園「神戸どうぶつ王国」が昨日、2022年2月19日にスナネコの赤ちゃんが誕生したと発表しました。

神戸どうぶつ王国で誕生した手のひらサイズのスナネコの赤ちゃん
産まれましたニャ

スナネコはアフリカ北部や中央アジアの砂漠地帯などに生息している野生動物で、大きな三角形の耳をもつ愛くるしい容姿から「砂漠の天使」とも呼ばれる人気ネコ。

その小さな体には、寒暖差の大きい過酷な環境でも生き抜く身体機能を備えていて、牙が鋭く気性も荒いためペットとして飼育するには向いていないと言われています。

スナネコの成猫イメージ
大きな三角耳が特徴

日本では飼育している施設が少ない希少な動物で、そのうちの一つである神戸どうぶつ王国では、2020年の8月と11月にオスの赤ちゃんが1頭ずつ誕生(兄のキサクと、弟のマフ)。

その後、成長した兄弟たちは種の普及啓発や、繁殖に取り組むことを目的として他の動物園へと引っ越し、同園では両親である父ネコの「ムスタ」と母ネコの「バリー」のみが展示されていました。

日本国内でスナネコの赤ちゃんが産まれるのはそれ以来のことで、今回はなんと一挙に4頭が誕生。今のところ性別等は不明ですが、愛くるしい赤ちゃんたちの写真が公開されています。

4頭のスナネコの赤ちゃんが誕生 by 神戸どうぶつ王国
一度に4頭の誕生は国内初

両手に4頭が乗るほど小さなスナネコの赤ちゃん by 神戸どうぶつ王国
小さなぬいぐるみのようなサイズ感

手のひらサイズの小さな体とあどけない表情は、この時期ならではの可愛らしさ。

三角耳は親ネコと比べるとまだまだ小ぶりですが、顔の輪郭や特徴的な縞模様などは薄っすらと確認することができ、生後1ヶ月未満ながら既にスナネコっぽさを感じさせる風貌です。

寄り添い合う4頭のスナネコの赤ちゃん by 神戸どうぶつ王国
寄り添う姿も可愛らしいニャ

実は遡ること1ヶ月ほど前の2月7日、神戸どうぶつ王国の公式サイトでは、メスのバリーが都合により展示中止になることが急遽発表されていました。

その詳細は明かされていなかったため、健康面での不安が懸念されていましたが、どうやら出産が間近に控えていたことがその理由であった模様。

同園では過去に母ネコの育児放棄により、スナネコの赤ちゃんが人工哺育で育てられたケースもありますが、現在はバリーが4頭の赤ちゃんたちを子育て中。

神戸どうぶつ王国によると、順調に成長すれば春休み頃に一般公開を予定しており、「今後の赤ちゃんの成長と母親の子育てを温かく見守って欲しい」とのコメントを発表しています。

<参考>
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