スノーシュー(Snowshoe) – 猫の種類&図鑑
スノーシューの写真
Photo by catbehavior.org/unique-snowshoe-cat-behavior/
基本情報
■原産 : アメリカ(人為的交配種)
■祖先 : シャム、アメリカンショートヘア
■体型 : セミフォーリン
■寿命 : 12〜15歳
■体重 : 3.5〜5.0kg(オス)
■体重 : 3.5〜4.5kg(メス)
■毛種 : 短毛種
■毛色 : 全部
■毛柄 : ポインテッド&ホワイト
■目色 : ブルー
歴史
1960年代、アメリカのペンシルバニア州にあるフィラデルフィアで、脚の先端が白い特徴を持った「シャム」が生まれました。ブリーダーのドロシー・ドハティはこの毛柄を大変気に入って新しい品種として確立させようと、この子猫と「アメリカンショートヘア」を交配させて開発を始めます。
しかし、シャムには昔から脚の先端が白い猫が生まれることがあり、シャムを猫種として開発する過程でそれは邪魔な模様として排除してきた経緯があったことから、シャムのブリーダーたちからは反発にあってしまいます。また、スノーシューの脚先の白色は、親から受け継がれにくい劣性遺伝であるため、安定して発現させることがなかなかできず、結局ドロシーはスノーシューの開発を諦めてしまいました。
その後、ドロシーの意思を引き継ぐブリーダーが現れ、交配と改良が進められていった結果、1990年になってからTICAに公認されています。
特徴
名前の由来にもなっている、白い靴を履いているような脚先が大きな特徴です。これはすべてのスノーシューに必ず発現するものではなく、一部の脚にしか出なかったり、ほとんど見られない個体もいたりします。その他にもシャムのポイントカラーとブルーの目、アメリカンショートヘアのがっちりした体型を色濃く受け継いでいます。生まれたばかりの時は全身の被毛が白い色をしていますが、生後2〜3週間経つと徐々に色がつきはじめ、段々と濃くなっていきます。
性格
甘えるのが好きで、人間のそばにいることを好む愛らしい性格の持ち主です。シャムに似てよく鳴く子もいますが、声はあまり大きくありません。また、猫にしては珍しく水を怖がらない猫も多いと言われており、中には水の中で泳ぐ子もいるようです。
病気、怪我、注意点
遺伝性の疾患が多いシャムの血を引き継いでいるため、体調や行動に異変が現れたらすぐに気づけるよう、日頃から注意を払ってあげる必要があります。活発な猫なのでキャッタワーなどを用意して上下運動ができるようにし、おもちゃなどでも遊んであげるようにしましょう。被毛のお手入れは1日1回のブラッシングで大丈夫です。
スノーシューの動画