誤ってダンボールに梱包された猫が400km離れた場所で保護
先日、イギリスに住んでいる猫ちゃんがダンボール箱に梱包されて、400km離れた場所に配送されてしまったというニュースがありました!
こちらがご本人、シャム猫のカップケーキちゃん。(美味しそうな名前ですね!)
引用:richmond.com
梱包用の段ボール箱に閉じ込められて輸送されていた期間はなんと8日間。その間は当然、水を飲むこともご飯を食べることもできません。配送先で見つかった時には、脱水症状を起こしていたそうです。
梱包したダンボールの中は密室空間ですので、排泄などにより過酷な環境であったと推測されますし、揺れや騒音など移動中のストレスも大変なものだったと思いますが、よく生き延びることができましたね。猫の生命力に驚かされます。
なぜ梱包されたのか
さて、ではなぜこの猫ちゃんがダンボール箱に梱包されてしまうことになったのかと言うと、飼い主さんはDVDを梱包して発送するお仕事をしていたのだとか。
そしてカップケーキちゃんが梱包前のダンボールの中に紛れ込んでいたところ、飼い主さんが気づかないままDVDと一緒に梱包してしまい、発送されてしまったのだそうです。
猫はダンボールのような箱の中に入るのが大好きなので、ありそうといえばありそうなのですが、梱包されそうになれば猫のほうが気づきそうな感じもします。ダンボールの中で爆睡していたのかもしれません。。
なぜ飼い主を特定できたのか
カップケーキちゃんにはマイクロチップが埋め込まれていて、それを元に飼い主さんに連絡ができたようです。
マイクロチップとは、猫の身体に微小の電子機器を埋め込んでおき、迷子になって保護された時に飼い主を特定するための物で、世界に1つしかない番号と飼い主さんの連絡先情報を登録しておくことで、猫が迷子になってしまって保護された時には、高い確率で飼い主さんを特定して連絡することができます。
この事件からの教訓
ダンボールを梱包する時には中に猫が隠れてないか気をつける・・・といった事も挙げられますが、やはり猫ちゃんにはマイクロチップを装着するのが大切ということですね。
今回のように、ダンボールに梱包されてしまいマイクロチップが役に立つ例は稀ですが、外飼いしている猫や震災などで猫が迷子になってしまった場合、その猫と再開できる可能性はとても低いと言われています。(迷子猫の返還率が0.3%というデータもあります)
ヨーロッパではペットのマイクロチップ普及率が高く、イギリスでは今年からすべての犬の飼い主にマイクロチップの装着が義務付けられるほど。日本でも増加傾向にあるとは言え、2014年の調査では1割程度とまだまだ低いのが現状です。
微笑ましいニュースではありますが、自分の愛猫が安全に暮らすための教訓にしたいですね。