ねこが一番欲しかったのものは?愛猫家コンビが描いた絵本「ねこの3つのねがいごと」
友だちと出会う奇跡を描いた心温まる絵本「ねこの3つのねがいごと」が2月9日に刊行されました。
助けたへびから、「3つのねがいごとをかなえてあげる」といわれたのに、「ねがいごとなんてないさ」とクールに立ち去るねこ。でも、寒空の下をひとりぼっちで歩くうちに、ついつい本音が口をついて出てしまいます。
1つめは、食べもの。2つめは、温かいお家。
そして最後の3つめをつぶやいて、一夜明けたとき、目の前に現れたのは…。
<ストーリー>
おなかを すかせた ひとりぼっちの ねこが、もりのなかをあるいていました。
すると、くさむらから カサカサ おとが。ぴょーん!
ねこがとびかかると、そこにはへびがいました。「たべないで」
へびが、ねこにたのみます。
「たすけてくれたら、3つのねがいをかなえてあげる」ねこは みみを ぴくりと うごかし こたえます。
「ねがいごとなんて、あるわけないさ」つよがるねこでしたが、ぽつりといいます。
「さかなをたべられたらうれしいな」
「いえがあったらたすかるな」そして、ねこが3つめに つぶやいた こととは…?
誰かと友だちになることの奇跡を描いた本作は、子供を抱っこしながら、あるいは愛猫を膝に乗せながら読んでみたい、そんな一冊となっています。
本書の作者はニューヨーク在住のカリスタ・ブリル(Calista Brill)。出版社に編集者として勤める傍ら絵本の執筆を行っており、ボートやドラゴン、馬、そしてねこがお気に入りのテーマ。一方、作画を担当しているのは「テディが宝石を見つけるまで」(あすなろ書房)の表紙を描いている画家のケナード・パーク(Kenard Pak)。
家では妻と2匹の猫と暮らしていて、本書に登場するねこは自身の飼い猫をモデルにしたという、ネコ好きなコンビによる絵本作品です。
出版元である岩崎書店のHPでは、抽選で3名様に本書を贈呈するプレゼント企画を実施中。
2月28日(木)23:59まで応募を受け付けています。
書名:ねこの3つのねがいごと
著者:カリスタ・ブリル
絵 :ケナード・パーク
翻訳:横山和江
定価:本体1,400円+税
判型:A4変型判/32頁/ハードカバー
対象:5、6歳〜
(C) Iwasaki Shoten