毎日ネコと旅した気分になれる「トラネコボンボンの365日 世界一周猫の旅」
一年365日、猫と一緒に世界の街や名所を旅した気分になれる書籍「トラネコボンボンの365日 世界一周猫の旅」が12月7日に刊行されました。
本書は昨年発売された「今日は何の日?」を猫のイラストにコメントを添えて教えてくれる絵本「猫ごよみ365日」のシリーズ第2弾となる書籍で、毎日、猫が、もしくは猫と、どこかの国に旅する、あるいは旅先で出会う猫の話を1日1ページずつ綴った、一年365日、毎日楽しめる大人向けの絵本作品です。
描かれている内容は、その日によってさまざま。
高い山を登り蒼い海に潜り、昔の舟やラクダに乗り、おいしいものを食べ、世界遺産の建物でしれっと昼寝しているかと思えば、時間を飛び越えて伝説のスターや稀少な動物と会ってきたりする…などなど、普通に暮らしていては体験することができない国や場所を、空想キャットと共に冒険することができます。
例えば、日にちよってはこんな感じ。
1月31日、アラスカの凍結湖で、アイスフィッシングに夢中になり、
2月22日、イギリスのオルニー村で、パンケーキ競争で猫ダッシュ。
3月2日、ザリガニシーズン到来! アメリカ・ニューオリンズでボウルパーティーを。
4月21日、ルーマニアのイースターには民族衣装でおしゃれして、
5月22日、フィリピンの世界遺産「コルディリェールの棚田群」で緑の眺めをご案内。
6月16日、アフリカ・セネガルのピンク色の湖では塩を買って帰ります。
掲載されている話は本当のものもあれば、空想のものありますが、それぞれのページには訪れた国や土地の名前、歴史、風習などの補足情報が添えられているので、絵を楽しみながら文章を読んでいると思わずいろいろな場所に訪れたくなってしまいそう。
しかし、私たちが生きているうちに実際に訪れることができる場所は、世界の中でもほんの一部。でも空想なら毎日色んなところへ出かけることができます。
本書は空想キャットと一緒に広い世界を一周して「旅」を楽しめる、そんな一冊となっています。
2/5古都モスタルの橋(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、3/4ハバナ旧市街(キューバ)、3/23インダス川流域ラリーキルト(パキスタン)、4/6ハワイ島のフラ(アメリカ)、7/23アンデスのリャマ(ペルー)、9/1スイス民族祭り(スイス)、11/19台北 濱江市場(台湾)…など
著者は、開店場所が決まっていない旅するレストラン「トラネコボンボン」を主宰している料理人の中西なちおさん。
2007年よりトラネコボンボンを主宰し、季節や場所にあわせてさまざまな国の料理をイベントやケータリングなどで提供している傍ら、独特の世界観を持つ作画家としても活動。東日本大震災以降は自身のブログ「記憶のモンプチ」にて毎日1枚ずつ動物の絵を描き続けており、これまでに多くの絵本やレシピ本を執筆。
とくに絵本やグッズなどに登場する猫は、独特のピースフルな世界観で熱狂的なファンを集めています。
また、12月22日からは東京・吉祥寺にあるgallery fève(ギャラリー フェブ)にて本書の刊行を記念した原画展も開催。本書のために描いた原画がすべて展示され、その会場で購入して持ち帰ることができます。
期間中は毎日17時ごろまで著者が在廊予定。興味のある人は足を運んでみては。
<原画展 概要>
期間:2018年12月22日(土)〜12月29日(土)
時間:12:00〜19:00
:12:00〜17:30(最終日)
休館:水曜
会場:gallery fève
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参考:今日はニャンの日?イラストを交えて教えてくれる「猫ごよみ365日」
(C) Seibundo ShinkoSha