アニドックとイオンペットが提携、首都圏を中心に往診獣医療の提供を開始

往診獣医業を展開するアニドックとペット関連事業を手がけるイオンペットは2018年7月2日より、首都圏を中心に往診獣医療サービスの提供を開始すると発表しました。

アニドックは2015年より東京23区を中心にペットの往診事業を手がけている企業で、ペットの飼い主をはじめトリミングサロンや猫カフェなどBtoBの分野にもサービスを展開中。

動物病院にペットを連れて行くことのできない飼い主さんに対して獣医療を提供する傍ら、機材や人員に制限があり、必要な全ての検査や治療を行えないケースがあるという課題を抱えていました。

一方のイオンペットは、ペット用品の販売やトリミングサロン、ペットホテル、しつけ教室、動物病院などの運営を行うイオングループのペット専門企業で、国内外に200以上の店舗を展開。しかしながら、動物病院では医療機器やスタッフは充実しているものの、ペットを実際に連れて来られない飼い主さんに対しては獣医療を提供できていませんでした。

今回、両社が相互に顧客の紹介を行う業務提携を結ぶことによって、普段ペットを動物病院に連れて行けない飼い主さんや、事情があって家を空けられない飼い主さんに対しても往診という形で獣医療の提供を実現。また、必要に応じてイオンペットの動物病院に搬送することで検査や治療のほか、専門医診療や高度医療についても提供できるようになります。

対象エリアは2018年7月2日のサービス開始時で、東京23区と埼玉県および神奈川県の一部が予定されています。