【世界調査】猫の飼育率1位はロシア、飼育数1位は中国

先日、22の国と地域の2万7000人を対象に行った、「ペットの飼育率」についての調査結果(※1)が発表されました。

ペットの飼育率引用:gfk.com

このうち、猫に限定して数値の比較を行ったものが以下のグラフです。

 

猫の飼育率比較

■猫の飼育率
世界各国の猫の飼育率

猫の飼育率が最も高い国はロシアで57%、次いでフランスの41%となっています。

世界的に見て猫より犬の飼育率の方が高い傾向にある中、この2ヶ国はいずれも10%以上も猫の方が飼育率が高いため、ペットとしてとりわけ猫を好む国民性が伺えます。

一方、世界的に見るとアジア諸国で猫の飼育率が低い傾向が顕著に表れています。これは犬も同様で、日本ではペットブームや猫ブームなどにより飼育率がそこそこ高いのではないかと思われましたが、世界的に見ると低い飼育率であることが分かります。

日本では、猫を飼いたいけれど飼うことができない理由として、「集合住宅に住んでいて飼育が禁止されているから」が1位に挙げられており(※2)、日本においてはこうした住宅事情が猫の飼育率に影響している可能性が高そうです。

 

猫の飼育者数比較

上記の飼育率と2015年時点の各国の人口から「猫の飼育者数」を推計したのが以下のグラフです。

■猫の飼育者数
世界各国の猫の飼育者数

飼育率の低さから一転、飼育者の数は中国が1位という結果になりました。

これはやはり圧倒的な数の人口によるもので、飼育率が10%しかないにもかかわらず約1.4億人もの飼い主が存在することになり、日本の全人口よりも中国の猫の飼い主の方が多い計算になります。

日本も世界的に見れば人口が多い国になりますので、猫の飼育者数は飼育率よりも順位が大きく上がります。それにしても上位の国々における猫の飼育者数の多さが目を引く結果となっています。

参考までに「飼育されている猫の数」がどうなっているのか見てみましょう。

世界の猫の飼育数 国別ランキング20014引用:washingtonpost.com

これは2014年時点の世界各国における「猫の飼育数」です。

上位の国々はアメリカ、中国、ブラジル、ロシアとなっており「猫の飼い主の数」と顔ぶれが変わりませんが、中国とアメリカの順位が逆になっています。

これはアメリカの方が多頭飼いをしている飼い主が多く、1人あたりの飼育数がアメリカの方が多いことが要因と考えられます。

基本的には「飼い主の数」と「猫の飼育数」の順位にそこまで大きな差はなさそうです。
参考:世界の猫の飼育数、国別ランキング2003 vs 2014

さて、今回は「猫の飼育率」というわりと珍しい調査データを中心に見てきましたが、猫好きとしては猫の飼育率が高い国と聞くと親近感が湧いてきますよね。

しかし、猫の飼育率や飼育数が高いことが必ずしも良いとは限りません。そのあたりは猫の殺処分や平均寿命などと合わせて見ていく必要があると思いますので、別の機会にでも取り上げてみたいと思います。

日本でも猫の収容数や殺処分数を見るとまだまだ不幸な猫がたくさんいますので、一時的な猫ブームに終わらず、猫を飼うことが文化として広く定着することを期待したいですね。

※1 GfKジャパンによる調査
調査対象地域: アルゼンチン、オーストラリア、 ベルギー、ブラジル、 カナダ、中国、チェコ共和国、フランス、ドイツ、 香港、 イタリア、日本、メキシコ、オランダ、 ポーランド、ロシア、韓国、スペイン、スウェーデン、トルコ、イギリス、アメリカ合衆国

※2 ペットフード協会 平成27年 全国犬猫飼育実態調査

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