お風呂のお湯はりを見守るのがマイブームな猫ちゃん、その後ろ姿が可愛すぎるとネットで大反響

猫はもともと狩りをしながら生きてきたことから、野性的で好奇心旺盛な動物。自分の知らない物や相手を見かけると、近づいてニオイを嗅いだり触ったりしようとする習性があります。

茶白猫のカイちゃんは、最近、お風呂のお湯はりを見るのがマイブーム。飼い主さんがお風呂場にお湯を張りに行こうとすると、後ろから着いてくるのが日課になっているのだそうです。

バスタブ(浴槽)にお湯が溜まるのを興味津々で見つめる猫
実際の写真(提供:飼い主さん)

足をピンと伸ばしたままバスタブの縁に手を掛け、身を乗り出すようにしてお湯が出てくる様子を固唾を呑んで見守る姿はとってもキュート。本当はもっと近づきたいのだけれど、ちょっぴり怖いのでこれくらいの距離感を保っておきたい…そんな思いが透けて見えるような微笑ましい光景です。

人間からするとお風呂のお湯はりは退屈そのもの。なかなか見守る心境にはなれませんが、猫ちゃんは何故このような行動を取るのでしょうか。

茶白猫のカイちゃん
カイちゃんの素顔

飼い主さんに聞いてみると「前々からお風呂場に入りたがっていたので中に入れてみたら、興味津々で風呂場をぐるぐると歩き回り始めました。そして、お湯張りのスイッチを押してお湯が出てくると、お目々をまん丸にして食い入るように見始めたのです。」と回答。猫ちゃんにとっては初めて目にする光景だったようで、さぞかし好奇心を刺激されたことでしょう。

その様子を後ろから密かに眺めていた飼い主さん。目撃した時の心境について「めっちゃ可愛いの一言ですねww」と振り返る一方で、猫ちゃんがお湯はりに釘付けになっている理由については「お湯の出てくる音が好きなのでは?と思っています。」と推測。確かに浴槽にお湯がジョボジョボと溜まっていく音は、水道の蛇口をひねった時の音にはない迫力がある気がします。

猫ちゃんはこの後、お湯が出ているのをしばらく見つめ、ある程度の量が溜まると見るのをやめて浴室を出ていき、リビングで暴れ回るのがお決まりのパターン。お風呂場で濡れた足のまま歩くためリビングは猫の足跡だらけになってしまうのだとか。

そんなカイちゃんはハワイ語で海を意味する「Kai」が名前の由来で、現在生後8ヶ月の男の子。

性格はとってもヤンチャで好奇心旺盛。一般的に猫は水嫌いの子が多く、浴槽に連れて行こうとすると全力で抵抗されることも珍しくありませんが、カイちゃんはへっちゃら。足の裏が水に濡れる程度であれば全然平気なのだと言います。

バスタブに落ちてしまった体を毛づくろいする猫
バスタブに落ちてしまったことも…

一方、飼い主さんは現在7匹の猫と暮らしている大の愛猫家。カイちゃんと知り合ったのは、かかりつけの獣医さんが保護猫の里親を探していたのがきっかけで、お家に連れて帰り家族として迎え入れることにしたのだそう。

今では家族の一員のように感じているという猫たち。その魅力について聞いてみると「見ているだけで癒されるところでしょうか、掃除したての部屋を散らかされても猫がしたことなら笑ってしまう。なんとも不思議な生き物ですね、猫って。」と、心温まるメッセージを寄せてくれました。

取材協力:いつでもどこでも猫まみれ(@moon09_take)さん

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