ゆる〜い猫マンガで楽しみながら歴史を学べる「ねこねこ日本史」児童書シリーズを紹介
猫ピッチャーなどのマンガでおなじみ、漫画家・そにしけんじ氏が描く歴史コメディー漫画「ねこねこ日本史」。
「もしも、あの偉人が猫だったら…?」という設定で卑弥呼や聖徳太子、坂本龍馬など、日本の歴史上の偉人がカワイイ猫になってストーリーを展開する、もう一つのゆる~い日本史を楽しめる作品で、現在はNHK Eテレで第2シリーズとなるアニメも放送中。
猫好きな人はもちろん、歴史ファンからファミリーまで幅広い人気を集めている同作品ですが、実は子供向けの児童書バージョンが出版されているのをご存知でしょうか。
現在発売されている「ねこねこ日本史」の児童書は以下の4冊。
・マンガでよくわかる ねこねこ日本史 ジュニア版
・ねこねこ日本史でよくわかる 日本の歴史
・ねこねこ日本史でよくわかる 日本の歴史 風雲編
・ねこねこ日本史でよくわかる 都道府県
その中から今回は特に人気のある2冊をご紹介します。
ねこねこ日本史 ジュニア版
ジュニア版という名のとおり「ねこねこ日本史」の子供向け4コマコミックで、通常版と違い本のサイズが大きく漢字には全部フリガナが付いているため、小さい子供でも読みやすくなっているのが特徴。子どもの頭に無理やり知識をつめこむのではなく、かわいい猫キャラクターのマンガを読みながら日本史の流れやできごとをスラスラと覚えられます。
また、小学生向けの解説ページがあるのも本書ならでは。歴史上の重要人物のこともフリガナ付きで学べるようになっています。
卑弥呼の他にも聖徳太子、聖武天皇、藤原道長、源頼朝、足利尊氏、武田信玄、織田信長、徳川家康、徳川綱吉、大石内蔵助、坂本龍馬など、誰もが一度は聞いたことがありそうな偉人たちが猫になって登場。
出版社の方の話によると、かわいい猫に癒されながらいつのまにか日本史の流れや重要人物のことを覚えられると評判で、本書を読んだ歴史が苦手な女の子からファンレターが届くこともあるのだとか。
ねこねこ日本史でよくわかる 日本の歴史
一方こちらはマンガではなく、日本史に興味を持った子どもが楽しく学べる歴史学習書です。
「ねこねこ日本史」のかわいい猫イラストとわかりやすい解説で日本史の入門書としてピッタリの内容。日本史の偉人の解説を中心に、年号を覚えるための語呂合わせやクイズなども付いています。
例えば、卑弥呼が魏の国に難升米(なしめ)を派遣した年号239年の覚え方は「にゃんが見てくる魏の国を」といった具合に、猫のイメージで覚えられるようになっているんですね。
登場人物は、卑弥呼や聖徳太子などはもちろん、最澄・空海、紫式部、平清盛、上杉謙信、豊臣秀吉、伊達政宗、真田幸村、宮本武蔵、赤穂浪士、徳川吉宗、大塩平八郎、新選組など、「ねこねこ日本史」のキャラクターで歴史上の重要人物をまるっと解説。
「ねこねこ日本史」を知っている人はもちろん、知らない人でも楽しめる構成になっています。
最近は、漢字を学べる「うんこ漢字ドリル」(文響社)や、生物の生態を学べる「ざんねんないきもの事典」(ダイヤモンド社)など、ゆる〜く楽しく学べる児童書がブームになっていますので、猫好きなお子さんだけでなく、日本史が苦手なお子さんにも興味を持ってもらいやすいかもしれませんね。
画像提供:Jitsugyo no Nihon Sha, Ltd.