洋菓子店の入口で思いっきりくつろぐ茶トラ猫さん、お店の中には入って来ないその理由とは?店主さんに聞いてみた

ちょこまかと動きまわらずに、のんびりしながら過ごす猫は、お店との相性が良い動物。

室内でのんびり過ごす猫のイメージ写真
癒やしの存在ニャ

特に店内で飼われている猫は看板猫と呼ばれ、アイドル的な存在として来店客や通行人に可愛がられていますが、中にはお店と適度な距離感を保ちながら関わっている外猫もいます。

秋田市にある昔ながらの洋菓子店『モン高砂堂』へきまぐれにやってくるのは、一匹の茶トラ猫。お店の入口の前でゴロンとしながらくつろぐのが好きなのだという珍しい猫ちゃんです。

洋菓子店・モン高砂堂の入口前でくつろぐ茶トラ猫
この場所でくつろぐとは…

9月のとある平日、この日もふらっとお店の前にやってきて、朝の11時頃から1時間ほどお店の入口にあるマットの上で休憩していたと言います。

お店のドアは自動ドアなので、お客さんが来れば一緒にお店の中に入ってきてしまいそうな気もしますが、この猫ちゃんは何故かお店の中まで入ってくることはありません。店内にいれば雨風をしのぐことができ、気温も外よりは快適なはず。また、お店の入口前に寝転がっていることから、人を警戒しているという訳でもなさそうです。

一体お店とはどのような関係の猫ちゃんなのでしょうか。お店の人に聞いてみると、実はお店の車庫を住処にしている猫ちゃんなのだそう。

「初めて見かけたのが6〜7年程前なのですが、雄猫なので行動範囲が広く、最初は隣の部落が主な行動範囲だったと思います。広く渡り歩くせいか「ツユ」「茶々」「トラ」など、幾つか名前を付けてもらって近所の方々に可愛がられていました。当店では「トラ」と呼んでおります。」
(店主さん)

お店との関わり合いも深く、過去に同店にて捕獲&去勢手術を施しているため、野良猫ではあるけれど地域猫寄りの猫ちゃん。最近は加齢と口内炎のせいでグルーミングがうまくできず、身体が汚れがちになってしまうことから、店主さんのお母さんが時々顔や身体を拭いてお世話をしてあげているのだとか。

もともと人好きな猫ちゃんで、知らない人が近寄ってきても、全く逃げないというフレンドリーな性格の持ち主。お店の前の道は通学路になっていて、時々学生さんが構ってくれるほか、近所の人やお客さんから差し入れをもらうこともあるのだそうで、店主さん曰く「構って欲しかったりオヤツが欲しくてこの場所にいるのではないか」と、猫ちゃんが入口にいる理由について語ってくれました。

そんな店主さん、自宅ではお店の周辺で保護した猫を5匹飼っている愛猫家。

モン高砂堂の店主さん宅で飼っている猫たち
キジ白さんが多め

本当は茶トラの「トラ」も迎え入れてあげたいところではあるものの、先住猫の数が多くて難しく、その代わりに車庫にてご飯や雨風を凌げる環境を整えてあげているのだそう。猫の魅力について語ってもらったコメントからはその愛情が伝わってきます。

「猫は気分屋ではありますが、こちらの愛情や付けた名前もしっかりと認識してくれて愛おしいです。狭い隙間や箱にみちみちになって潜り込む姿も可愛いですね。」

茶トラ猫が入口でくつろいでいたこちらのお店は、昭和52年開業の老舗洋菓子店。オススメの商品を聞いてみると「当店では季節のソフトクリームをご用意しております。今は旬の生イチジクを使用したイチジクソフトがオススメです。イチジクのコンポートの上にソフトクリームを絞り、生イチヂクを添えたイチジク好きには堪らない、食べ応えのあるソフトクリームです。また、市内配達も承っております」とのこと。ソフトクリーム&ネコ好きな人には気になるお店ですね。

<店舗情報>
店名:モン高砂堂
時間:9:00~19:00
住所:秋田市広面字土手下42-2

取材協力:モン高砂堂(@mon_takasagodo)さん

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