トルコで絶滅危惧種ジャングルキャットの近距離撮影に成功!野生なのに撮影者のすぐそばまで接近

野生のジャングルキャットを専門家のカメラが間近で捉えたと、トルコ最大の通信社・アナドル通信社が報じています。

(C) Anadolu Agency

ジャングルキャットはアフリカ北東部から東南アジアにかけて分布している中型のネコ科動物で、名前から連想されるような熱帯雨林のジャングルではなく、湿地や水辺などの高い草が生い茂るような場所に好んで生息。

体長は56〜94cmくらいで、体重はオスになると16kgに達する個体もいるほどイエネコに比べると大型なほか、長い四肢や大きな耳といった外見的特徴が見られます。

Jungle Cat by Davidvraju | CC BY-SA 4.0

その美しい褐色系の被毛は、イエネコとの交配種であるチャウシーにも受け継がれていて、近年の遺伝子解析からアビシニアンの原種説が再燃するか注目が集まっています。

Chausie by Wilczakrew | CC BY-SA 3.0

野生のジャングルキャットは地域によって個体数が減少しており、ワシントン条約で国際的な商取引が規制されている対象種。

トルコにおいては絶滅危惧種に指定されている希少動物ですが、同国の野生動物専門家であるエミンさんは6月末、とある場所で偶然にも野生のジャングルキャットに遭遇したといいます。


その時の様子がこちら。
1分間の短い映像には、カメラを真っ直ぐ見据えたジャングルキャットの姿がはっきりと捉えられています。

映像の中でエミンさんと思しき声は「信じられないシーンに遭遇している」「こんな日になるとは思わなかった」「カメラの真正面にジャングルキャットがいる」「信じられないほど近くで私たちを見ている」「かなり大きなねこだ」「撮影していて恐怖は感じない」「これはすごい、こんなに近いんですよ」と、ささやき声ながらも矢継ぎ早に言葉を発していて、とても興奮している様子が伝わってきます。

カメラのズーム機能を使っていないのだとすると、まさに目の前にいるような距離感。

(C) Anadolu Agency

エミンさんによると、今回ジャングルキャットを観察できたことは、22年間バードウォッチャーとして活動してきた中で衝撃的な瞬間だったと述懐。場所は以前同国でジャングルキャットが撮影された場所とは全く異なる新しいエリアだとする一方で、密猟者や違法なハンターに狙われる恐れから詳細は明かされていません。

トルコでは絶滅危惧種のネコ科動物が5種類あり、同氏が遭遇したことがあるのは「ヤマネコ」「オオヤマネコ」に加えて、今回の「ジャングルキャット」で3つ目。

今後は残りの「カラカル」と「アナトリアヒョウ」も目撃したいと語っています。

(C) Anadolu Agency

なお、このジャングルキャット。

日本では絶滅危惧種に指定されていませんが、野生の個体は生息しておらず、名古屋にある東山動植物園でのみ飼育中。

今年の4月には3頭の赤ちゃんが生まれて、そのうち2頭はすくすくと元気に育っているのだそう。現在は経過観察中のため公開は未定となっていますが、近い将来お目にかかれる日がくるかもしれませんね。

<参考>
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