子猫たちを育てる犬の園長さんに癒やされる…フォトブック「わさびちゃんちのぽんちゃん保育園」
ゴールデンレトリバーのぽんちゃんが子猫の面倒をみる様子や日常を綴った書籍、「わさびちゃんちのぽんちゃん保育園」が1月24日に発売されました。
「わさびちゃん」とは、2013年に路上でカラスに襲われているところを飼い主さん(父さん・母さん)に保護された子猫。手編みのおくるみに身を包んだ可愛らしい姿や、体調が回復して成長していく過程を綴ったTwitterが注目を集め、その後、突然天国へと旅立ってしまったわさびちゃんの一生を記した書籍「ありがとう! わさびちゃん」は、多くの人達の共感を呼びました。
そして「わさび」を保護したことをきっかけに、子猫を保護して里親を探す活動を始めた父さん母さんの活動記録や日常を綴ったブログ「わさびちゃんち」は、未だ多くの人々に読まれています。
そんなわさびちゃんちは、犬のぽんずと6匹の猫が暮らしている動物家族で、父さん母さんと一緒に保護された子猫たちの面倒を見ているのが、ゴールデンレトリバーのぽんず(通称ぽんちゃん)です。
私がぽんちゃんです(c) わさびちゃんち
子猫たちと遊んだり添い寝したり、時には見守ってくれたりする様子から、ぽんちゃんのお世話はいつしか「ぽんちゃん保育園」と呼ばれるように。そんな日常を収録した「わさびちゃんちシリーズ」の最新刊が本書。
保護猫1期生のわさびちゃんから19期生の子猫まで、ぽんちゃんと子猫たちの日常がフォトブック形式で紹介されています。
(c) わさびちゃんち
(c) わさびちゃんち
遊び盛りの子猫に大人な対応のぽんちゃん(c) わさびちゃんち
時には猫じゃらしで遊んであげることも(c) わさびちゃんち
じゃらしてるのに来ないんですか・・(c) わさびちゃんち
また、里親さんを探すためにスタイをまとったり、スカーフを巻いておめかしをする子猫たちの可愛らしい写真もたくさん掲載されています。
こんな可愛らしい集合写真も(c) わさびちゃんち
また節分など、わさびちゃんちで行なわれるイベントの微笑ましい様子も収録されています。
鬼役はやっぱり私なんですね・・(c) わさびちゃんち
子猫の面倒見が良く、とっても包容力のあるぽんちゃんですが、実はブリーダーの元で成長しすぎて繁殖用に回されるかもしれなかったところを引き取られたという過去を持っており、本書では、そんなぽんちゃんが父さん母さんの家に迎えられた経緯が綴られています。
また、ぽんちゃんと一緒にわさびちゃんちで保護された子猫たちの世話をしているという、お母さん猫役の「にがりちゃん」のエピソードにも触れられており、子猫の時に母猫が亡くなって以来、野良として外の世界で生き抜き何匹も子猫を産んできた半生が綴られています。
その他にも、わさびちゃんちのブログに多く寄せられるという、「哺乳瓶からミルクを飲んでくれない子猫にどうしたらいいの?」という質問に応える形で、乳飲み子の子猫に対して上手に授乳する方法などが紹介されていたり、写真に映るわさびちゃんちの猫たちの気持ちや感情表現が解説されていたりと、中身の濃い一冊となっています。
(c) わさびちゃんち
子猫から成猫まで、たくさんの猫がお世話になっている「ぽんちゃん保育園」。その日常を覗いてみてはいかがでしょうか。
※本記事には、写真集に未掲載の写真も含まれています。
画像提供:SHOGAKUKAN Inc.